もりやまキャリアチャレンジ2021|開催レポート#1【キックオフ】
こんにちは。インパクトラボ・スタッフの杉山です。
2021年7月22日、夏の暑さも本番となる中、「もりやまキャリアチャレンジ2021」が始まりました。昨年度に続いて2度目のプログラムです。
昨年度の様子は、こちらから
もりやまキャリアチャレンジとは?今年の特徴
もりやまキャリアチャレンジは、守山市に在住あるいは守山市にある学校に在学している生徒を対象とした、若い世代向け起業家推進プログラムです。本プログラムは、「起業家の集まるまち守山」をキーワードに、若い世代の起業家や将来の起業家を育成すること、起業家を応援する大人・企業を増やすことを目標とした守山市の「2021年度 守山市の将来を支える若い世代の起業家教育推進事業」として実施されます。
7/22を本プログラムのキックオフとし、解決したい社会課題を解決するビジネスアイデアを考え、検討し、ブラッシュアップしていきます。参加者は8/29のびわ湖ピッチという本番での発表をゴールに、様々なことを学びチャレンジしていきます。
本年度は14名の生徒にご参加いただきました。ほとんどの方が初参加でしたが、2年連続ご参加いただいた高校生や史上最年少中学生までと、非常に幅広い層の生徒にお集まりいただきました。
この日のキックオフイベントは、昨年同様、守山市のコワーキングスペースFuture labを利用させていただきました。
本プログラムの協賛企業のみなさまにもご出席いただきながら、宮本市長からの激励のお言葉で始まりました。宮本市長は、「市制施行50周年を迎えた守山市は、若い起業家を市全体で応援する行政である。守山市は皆さんをたくさんサポートをする。だからたくさんチャレンジして欲しい」と熱いメッセージを参加者の皆さんに送られました。
守山市の魅力を再発見。起業家とは何か
参加者の皆さんには、大きく2つのテーマに触れて、起業家として活動を始めていただきました。
1つ目のテーマは守山市地域振興課杉本悠太氏による、守山市の魅力や特徴を学ぶこと。
2つ目のテーマは起業家の意味を知り、実際にビジネスプランを考えるアイデアワークショップです。
1つ目のテーマでは、守山市がただ大阪・京都のベッドタウンとして栄えているわけではなく、湖、田園、市街地が揃ったコンパクトシティとして魅力な点が多くあることを学びました。守山市は、人口増加しており、災害なく、長閑な自然環境あり、充実した医療機関・教育機関が揃っており、起業家を支援するコワーキングスペースが多く点在している市だそうです。
参加者たちも住んでいる街の魅力を再発見したそうで、参加者の一人からは「思っていたより良い街だと思った」と大変率直なご意見をいただきました。
2つ目のテーマでは、アントレプレナーシップ(起業家精神)をキーワードに起業家とはどういうものか、どういう活動をする人のことなのかについて学びました。
起業家という言葉の意味について、改めて国語辞典から学びました。国語辞典の意味を噛み砕くと、起業家とは、サービスを考え提供し、その対価で利益を得て、継続して事業を行い、社会問題を解決しようとする人のことだそうです。これは、ボランティア(無報酬で活動する人)やアルバイトする人(企業に雇われている人)とは異なる肩書きであるということです。参加者は、アルバイトやボランティアとは異なる考え方で活動しなければならないと説明を受けていただきました。
お金をもらう仕組みを考えて活動する必要があるということを知った後、続けて、実際にビジネスプランについてワークシートを参考にしながらチームでアイデアの検討を始めました。
ここでチームは、解決したい社会課題が似ている人同士で構成されていますが、ほとんどの参加者が、初対面同士でした。学年や学校が異なる多様性溢れるチーム構成でどのようなアイデアが生まれるのでしょうか。この点は今年のもりやまキャリアチャレンジの見所の一つのようです。(チームの詳細は別記事にて後日紹介いたします。)
ワークショップでお互い自分がどういう社会課題を解決したいか説明しあった後、チームでどういう社会課題をどうやって解決するか話し合いました。
そして、この日の最後に、各チームで話し合った、解決したい社会課題とその解決方法について発表していただきました。環境問題から、地域コミュニティの問題、ほとんどの人がたくさん名刺をもらっても人の顔を覚えられないのではという身近な問題まで、早速各チームから個性溢れる発表をしていただきました。
ビジネスアイデアはブラッシュアップしていくにつれて、変わっていくものです。各チームのアイデアがどのように変化していくのか、これからの活動が大変楽しみです。
今後のスケジュール
今後は、守山市出身の起業家(今年創業15周年を迎えた株式会社マイネット代表取締役社長 上原仁さん)からビジネスの考え方、心構えについて学びます。またビジネスやビジネスプランに欠かせない、マネタイズや融資といったお金の話を日本政策金融公庫の方から学びます。
守山市が全力でサポートする。市長のお言葉通り、起業家に必要な支援を惜しみなく享受できるもりやまキャリアチャレンジ。8/29のびわ湖ピッチまで参加者たちがどのように成長するのか引き続きレポートしていきたいと思います。お楽しみに!