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創作論まとめ

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2020年6月の記事一覧

面白いだけにとどまらないストーリーには感情移入がある

キャラクターがいつまで経っても他人 今回の本題。  この項目のキモは「絵が良くても関係ない」ということで。残念ながら絵だけで感情移入は起こりません。「画集」と揶揄されるだけです。 わかりやすい感情移入の変化 よく感情移入に対してこう表現します。 「嫌いだった部分を、好きになる現象」 これが感情移入の本質だからです。主人公、、敵役、ヒロイン、全部に言えることで、ただ全て悪くしろ、というわけではもちろんなく、弱さや裏側と言い換えてもいいですね。  最初は「ウジウジ」から

作者(キャラ)とプレイヤーの間には何百メートルも距離がある

 自分の作ってる作品、凄く面白いし満足してはいるんですけど、 それは何年もキャラに向き合ってきて、そのキャラの事知ってるからなんですよね。  プレイヤーは何の思い入れもなくキャラをまず他人として見ている、という当たり前のことを忘れがちになります。  感動シーン、笑えるシーン。  このキャラはこう考えるんだなあって作者は想像が膨らむけど、 プレイヤーは一歩どころか十歩以上引いて見ているという現実。  作者と同じところまで来てもらうには数年かかると考えると感情移入させるのって