良心に問いかけよう。企業が候補者とよりよい関係を織り成すための4つのマイルール。
こんにちは!primeNumber採用担当の石川です。
今回、HERPさんから「#採用ブログリレー」に参加してみませんか?とお声がけいただき、まだ人事としては1年未満の私が書くのは恐縮に感じながらも、primeNumberの採用への想いが伝わる機会になればうれしいな、と執筆させていただきます。
簡単に自己紹介させてください!
私はエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、2社目ではITに強い転職エージェントでキャリアアドバイザーを5年半経験。2022年の5月に1人目の採用担当としてprimeNumberへ入社しました。
詳しくは以前のnoteを読んでいただけたらうれしいです。
今回は人事目線でのお話ですが、昨年私が転職者として選考を受けている時から、primeNumberはかなり採用を大事にしていて、候補者に本気で向き合っている印象を受けていました。
候補者として感じたことを紐解き、入社してから感じるprimeNumberの採用においての考え方やスタンスなどをご紹介できたらと思います。
自分で書いておいてアレですが、前半は他社の人事の先輩方に共感する内容が多く、もはや当たり前だろう!というような内容もあろうと思います。
別のメソッドを読みたい!という方はすっ飛ばしていただき(笑)、primeNumberが特徴的と言われている、この記事の後半に書いた「最終面接」についてぜひ読んでみてください!
候補者と企業のより良いコミュニケーションとは
私たちが採用に取り組むにあたって、特に大事にしている価値観は、primeNumberのValueである、8 Elementsの中でも特に、「良心に問いかける」です。
私が8 Elementsの中でも最も好きな言葉であり、大事にしたい価値観でもあります。私たちはこの言葉を、候補者にとって常に誠実であることだと捉えています。
誠実というのはやや抽象的な言葉かもしれませんが、具体的には下記のようなことだと捉えて、日々良心に問いかけながら活動しています。
1.背伸びせず、自分たちの自然体でいること
採用においては、エントリーを増やすため、スカウトの返信率を高めるため、応募率を高めるため、内定承諾率を高めるために「自社の魅力」を伝えていかなければいけません。
しかし、入社後ギャップにならないように「良く魅せすぎない」「自然体」ということはとても意識しており、ありのままのprimeNumberに対して魅力を感じてくださるのがベストだと考えています。
ただ、情報はありのままをお伝えしますが、候補者がどのタイミングでどの情報が欲しいか?は常に考え、適切なタイミングで情報提供できるように意識しているつもりです。
2.スピード感のあるコミュニケーション
私たちprimeNumberは、ビジネスにおいても社内でのコミュニケーションにおいても、やり取りや意思決定が速い方だと思います。(私も入社したばかりのときには驚き、はじめはついていくのに必死でした)
その社内の合理的な意思決定や、コミュニケーションのスピード感は、私たちの強みでもあります。候補者にもそのスピード感が伝わるように、採用チームで物事を止めることなく候補者やエージェントの担当者さんと連絡できるよう気をつけています。これもまた自然体でいることの1つなのかもしれません。
3.候補者様との対等な関係
昨今では当たり前のことで、わざわざ書くことではないのかもしれません。が、やはり大事なことなので、選んでいただく立場でもあることは肝に銘じています。
コミュニケーション1つ1つで意識するのはもちろんですが、もし具体例を挙げるとするならば、最終面接に至るまで「primeNumberへの志望動機」を聞くことはほぼありません。(業界や分野への興味関心を聞かせて頂くことはあります)
それは、弊社に入社したい理由を聞くというよりは、候補者のやりたいことや興味関心、キャリアプランがprimeNumberで提供できる環境とマッチしているか?という目線ですり合わせさせていただいているためです。
候補者はprimeNumberに提供できる価値をお話してくださり、私たちは候補者のやりたいことに対して何を提供できるか、という情報交換を、対等にできることが誠実なのではないかなと。
4.入社する覚悟、採用する覚悟を持ってもらう
とうとう最終面接の話題に近づいてきました笑
候補者が転職活動を通して、自分が入社する企業を覚悟を持って決めるというのはもちろんだと思いますが、受け入れる社員にも「採用する覚悟」を持ってもらうことはとても大事だと思っています。
primeNumberの最終面接は必ずオフラインで実施しているので、候補者・社員の双方に「一緒に働きたいか」という目線を持って参加してもらっています。
社員にとっても、受け入れるからには責任をもって入社後フォローしていくぞ、という気持ちで採用に関わってもらうようにしています。
そしてprimeNumberの採用への想いや、候補者とのコミュニケーションで大事にしてきたことが最もよくわかるのは最終面接だと思います。
よく社外の方から驚かれる最終面接について、これまで会社規模に応じて変化してきた歴史も併せてご紹介します。
primeNumberの最終面接とは
primeNumberの最終面接の形式は少しずつ変わってきましたが、面接の目的は変わらずビジョンやバリュー、カルチャーが双方にマッチしているかを確認することです。双方に、ということが大事で、候補者にも選んでいただく場だと捉えています。
その歴史
・20人目の入社くらいまで
社員全員(面接時点で12~15名)が最終面接に参加していたらしいです。笑
当時ワンフロアで、会議室という会議室がなかったこともあり、経営陣+その他社員全員も任意で参加する形式でした。多すぎますよね笑
しかも全員、自己紹介プレゼン面接だったと。
primeNumberらしい面白エピソードとしては、「この面接スタイルはやめた方がいいかな?」という質問には、入社してくれたメンバー全員がNoと答えていたこと。「あのスタイルで入社して良かったし、新しいメンバーにもぜひ体験してほしい」という声が多かったと聞いています。
スタートアップにジョインするということ自体「合わなかったらどうしよう、、」と一定のリスクを感じられる方が多い中で、選考中に多くの社員と会えることは、候補者にとっても「この人たちとだったら働ける、働きたい」という安心材料にるのではないでしょうか。
かなり緊張しますけどね!?笑
・社員20〜50名
その後社員数が増えてきたことをきっかけに、最終面接に参加するのは経営陣+特にコミュニケーションが多く発生するであろう配属先のチームのメンバーが任意参加に変化しました。
任意参加といっても参加率はかなり高く、一緒に働くメンバーをみんなで迎えたい、真剣に候補者と向き合いたい、自分たちのことも知って欲しいという社員が多かったように思います。この頃は大体8〜12名程度で面接していました。
実際入社してくれた社員に聞くと、下記のような意見がありました。
大人数でとても緊張したけど、社員同士の会話を見て雰囲気を掴めた。
いろんな社員の目線でprimeNumberの好きなところや課題点を聞けた。
面接の途中から緊張が解けて自然体な自分でいられた。あの面接があったからこそprimeNumberの中にいる自分が想像できた。
私も当時10名との最終面接でしたが、話しながら「あ、私多分ここで働くな」と思いました(笑)
なんというか、とても居心地がよかったんですよね。また、これだけの人数を採用に時間を割くことはそれだけ真剣なんだな、と感じた記憶があります。
・そして50名〜のいま。
2022年11月に新オフィスへ移転してからは、社員数が50名近くになってきたことで「多くの社員と会えてアットホーム」という印象から、「圧迫感」を持たれてしまうことが増えてしまいました。
面接のアナウンスをした段階で2〜3件そういった声を頂いたため、候補者の声を第一に、即刻面接の形式を見直すことに。
現在は面接官が取締役以上4名と、採用担当1名がファシリテーターとして参加させていただき、現時点で検討できる最低限の人数まで減らしています。
その代わり、必要に応じて配属先の社員と最終面接前に面談をセッティングするなどして、primeNumberへの解像度を上げていただけるよう工夫しています。
もちろん面接の人数を減らせばいいというわけではなく、会社のフェーズや候補者の声に合わせて、その時「よりベストなコミュニケーションは何か」を常に考え続けることが大事だと思っています。そして、これまでのやり方にこだわらず、変化を厭わないことは今後も大事にし続けたいです。
さいごに
ここまで、primeNumberの採用において候補者とのより良いコミュニケーションとは何か?を改めて振り返りました。
昨年までは1人で採用を担っていましたが、今年からprimeNumberにも採用担当が増えてついにチームになったので、今後も「良心に問いかける」という価値観を大事に、候補者にとっても私たちにとっても良い縁を紡いでいきたいです。
primeNumberに少しでもご興味を持っていただける方がいれば、ぜひお声がけください!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!