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自分で起業するということ

ハリッサって知っていますか?

チュニジアの食べ物で唐辛子をベースにしたペースト状の調味料。日本でも馴染みがあるのかな?

私はハリッサ大好き。買うお店が決まっていて、ある日、いつものハリッサを頼んだら、荷物の中に創業者からの手書きの手紙が入っていた。実は創業者はもともと私のチームで働いていたチュニジアの青年。

とても優秀だった彼が、「仕事は楽しいんですけど、もっとやりたいことができたんです。」って言ってお兄さんとビジネスを開始したのが数年前。それから今日まで、材料も高品質で安全なものを使い、美味しい本場のハリッサをアメリカ国内で売っている。お客さんの評判も良く、インスタもフォロワーがどんどん増えている。大きくなればもちろん人も雇うだろうし、私のことなんて覚えているとも思っていなかったけれど、今回私宛に直筆で手紙を入れてくれた。なんだか心が温かくなった。

彼が辞めると言った時は、優秀だったし、引き留めた方がいいかな?と思ったけれど、夢を語る彼はキラキラしていて、「今やらないと後悔すると思うんです。」って言われて、心から応援せざるを得なかった。そんな彼が成功していってくれると本当に嬉しい。雇われよりも、自分でビジネスを起こせる力の方が必要だし、やっぱりチャンスを見極めて行動に移せる力があるって重要。

そんな人を見て私もまたやる気になったりして。

まだまだ雇われの私。ポジションがある程度上になったとしても、いつまでもコーポレートでやっていく時代ではないと思う。じゃあ、何するの?って考えだしてもう随分経つ。やっとこれかな?と思うものに出会えて、勉強して、Baby stepでビジネスにしようとしている今現在。少しずつ自信もつき、Pro Bonoをそろそろ卒業してみようかな、と思えるようになった。

なんにしても楽しくやっていけなければ、仕事にしたくない。お金を稼げたとしても嫌なことをやって1日の何時間も過ごすのは嫌。それは今の仕事もサイドビジネスも同じ。ストレスが全くないというのは難しいと思うけれど、何してるんですか?って聞かれて、「こういうことしてるんですよ。楽しんでやってますよ。」といつでも言いたい。

あと5年後、10年後何をしているんだろう?と考える。
まだ、同じ会社で働いているのかな?サイドビジネス、ある程度軌道に乗っているのかな?まだニューヨークにいるのだろうか?全く違う場所で全く違う事をしている可能性もあるのだろうか?

未来は誰にもわからないので、可能性は無限。一つでも今やりたいと思っていることを叶えられている5年後、10年後でありたいと思う。




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