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Photo by
rakuboro
カチカチ
そういえば。
小芋の頃、
腰の下に両手を格納して寝る癖があったなぁ、とふと思い出した。
思い出したのが布団の中だったので、早速やってみる。
……………!
30秒も経たないうちに、腰と肩甲骨が悲鳴をあげる。
身体が重くて、腕を引っこ抜くのによっこらせと呟いた。
こ………これは…………。
このまま寝落ちしていたら、朝には間違いなく動けなくなっていたに違いない。
ひっくり返った亀である。
馬鹿な思いつきで、危うく死にかけるところだった。
運動が得意でない小芋だったせいか、未だに身体がかたい。
身体が………硬い?固い?
堅い……は、違いそうだ。
お姉さん座り、というのだろうか。
正座を開いてぺたんとお尻を地につける体勢を取ると、数分で動けなくなる。
足の付根が固まる。
痛てたたてててて………と叫ばないと戻れない。
座禅の姿勢も、足首が膝の上にあがらない。
股関節に欠陥がありそうである。
相方芋は、座禅の姿勢からひょいっと両膝で歩き始めるというキモチワルイ芸が出来る。
とてもキモチワルイ。
身体は柔らかいほうが良さそうな気が定期的にしてはいて、そのたびにストレッチなど始めてみるが、たいてい1日坊主で終わる。
ひーひー言いながら前屈などしていると、暇を持て余した婆芋がひょこひょこやってきて、床にペタっと掌をつけ、ニヤリと笑う。
うるせぇクソババア!
良かったな、柔らかくて!
(つд⊂)エーン
身体が硬すぎて死んだ例はないと信じているが、とりあえず今日も少しだけ、ストレッチしてみようかと考えている。
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