すべてが◯になる
若い頃、森博嗣先生が好き過ぎてちょっとオカシくなっていた。
自室本棚は、ほぼ書店の森博嗣コーナーだった。
第一作「すべてがFになる」を読み終えた時に、雷にうたれるとはこのことか……!と思ったが、次のvシリーズでの伏線回収の見事さに、走り出してしまった。
以来、ずーっと走りっぱなしである。
では何故、当方の読書noteに森博嗣作品が、真っ先に登場しなかったか。
一冊ずつ、毎日ずーーーーーーーっと長文ネタバレ解説しちゃいそうだったからです。
自主規制。
(今日はまだシラフだからやっちゃう。)
「F」の主人公は犀川創平と西之園萌絵。
以降、10作がS&Mシリーズと呼ばれる。
タイトルがね、良いのです(英文サブタイも)。
(そういえば、この当時からボブの女の子が好きだったわけね>自分)
稀代の天才科学者に会うため訪れた孤島で、密室殺人に巻き込まれる。
当時の引きこもり文系マンの当方に、「仮想空間」とか「理系人間」という、全く知らなかった世界の扉を開けてくれた。
以後、詩集やエッセイ、対談など多数出版されるのだが、どれも美味しくいただいている。
森博嗣ワールドが若き芋けんしーを育てた。
すべては芋になったのである。