スイートポテト
また、サツマイモの話である。
最寄りのケーキ屋に、たまに足を運ぶ。
大抵は、何かしらで手土産が必要な時だ。
パン屋も隣に併設しているが、自分は米派なので、年寄りにおつかいを頼まれた時くらいしか入らない。
ラスクを売りにしている会社なので、たいていはそれを買う。プレーンか、アソート。もしくは期間限定味。たまに、クッキー詰め合わせ。
入口のラスクコーナーだけで用は済むのだが、つい、最奥のケーキのショーケースを覗いてしまう。
この店は、スイートポテトも美味しいのだ。
普通サイズのスイートポテト、サツマイモの皮を皿にして盛り付けている。
甘過ぎず、サツマイモ本来の旨味がたまらない。いくつでも食べられそう!
なのだが、時折ホールケーキのコーナーに、ラグビーボールのようなスイートポテトが並んでいることがあるのだ。何個分なのコレ???
ちょっとした枕である。
一度、誕生日月だったので、血迷って買ったことがある。
甘さ控えめとは言え、背徳の極みであった。
今日は無いかぁ…と思いながら、ショーケースを遠目に見る。
欲しいのか、欲しくないのか、すでによくわからない。普通サイズは、もはやどうでもいい。
特大スイートポテトに、蝋燭を刺して。
今年は、ついに半世紀生存した自分を寿ごうかなぁ。
いや、痩せなきゃって昨日書いたよね?
そういえば、芋好きのくせにまだ干し芋に触れていない。
茨城出身根本凪推しに有るまじき事態である。
当方、干し芋は、食品ではない。
酸素や水と同じジャンルである。
もぐもぐもぐ………。