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「ジムで歌い出してしまう客」
昨日ジムへ行った。いつも通り疲れた体をリフレッシュさせる為だ。
もともと体が硬く骨盤が歪んでいた上に、
30代になって疲れが取れにくくなってしまった僕にとってジムは貴重な場所だ。
不器用人間の僕にとって、
体が柔軟に動かせないことは昔から常にコンプレックスである。
その気持ちとはおそらく、今後も付き合っていかねばならないだろう。
ただ、わざわざ「深く付き合いたい」とは思わない。
だからいつも、「それまでの自分とは違う新しい自分になろう」、
その為に「汗を流し新しい細胞を再生させよう」と思い、
各部位の筋肉に負荷をかけている。
大体いつも、ストレッチに始まり、腹筋・スクワット、腹直筋・・・
と順番に鍛えてベンチプレスをし、
最後に有酸素運動(=マラソン)という流れで計2時間半〜3時間くらいかける。
8月は旅行・出張続きでジムに行けておらず、
昨日は久しぶりに長めの距離走ることにした。
プレイリストからBGMを選び、
音楽聴くことと自分の人生を前進させるイメトレに集中して、
気づいたら1時間半が経ち15キロ以上走っていた。
全身が爽快感を伴う汗に浸りながらマシーンを降りると、
スタッフのお姉さんに話しかけられた。
スタッフ「お疲れ様です。めっちゃ長い時間走ってましたけど、大丈夫ですか?」
ゆーき「あー、大丈夫ですよ」
ス「でもなんか歌うたってはって楽しそうでしたね」
ゆ「はい?」
ス「さっきお客さんの隣のマシーン拭きに行った時聞こえたんですけど、
楽しそうに走ってるなーって。
何か普段黙々とトレーニングしてるイメージやったんで
意外や思って見てたんですけど・・・
マラソンしながら歌い出すような方やと思ってなかったんで笑」
おっと、これは恥ずかしい!
ゆ「ホンマですか?!ホンマやとしたら、まあ今回はご愛嬌とゆーことで。忘れてください(笑)!」
ス「そんでー・・・aiko聞いてましたよね?
姉がaiko好きで10月一緒にライブ行くんですよー!」
ゆ「aikoなんか(プレイリストに)入ってたっけ?」
・・・というかそんな歌詞を聞き取れるほど大声で歌ってたか?
ス「この前お姉ちゃんと一緒にカラオケ行ったんで、
聞き覚えのある曲やったんで、そうですよ」
ゆ「なるほど。(i padで確認すると)すごい、お姉さん当たってますわ!笑」
ス「でしょ!」
ゆ「自分の好きな曲でプレイリスト作ってるんで一つ一つの曲あんまり覚えてなかったりするんで。特に走ってる時に一々そんなこと考えてないし笑 てか音楽けっこう詳しんですね(←適当)」
ス「最近ギター弾ける友達の影響で色んなジャンルの曲聴くようになりましたね。
何かヒップホップとかラップとか・・・」
ゆ「へー意外っすね」
ス「お兄さんもaiko聞いてるのはめっちゃ意外でしたよ!」
またおれがいじられる流れになってきた^^;
昨日はこういうちょっと恥ずかしいことがあったけど、
おそらくこれを投稿したら忘れるレベルのことでしょう。
そう言えば、以前千里に住んでいた時は
ジムのスタッフに色々とお世話になったが、
京都来てから店員とほとんど話したことがなかったので、
自己開示をする良い機会が作れたとも思う。
また、音楽大好きなはずがちゃんと聞いていないこと、
つまり自分の趣味や好きなことができる時間を
必ずしも深く味わってないというか、
大切にしていないのかも知れないことに気づけた。
そして、自分の特性として、緊張が抜けたり疲れていると、
相変わらずおっちょこちょいというか、
周りが見えなくなることがあるんだなーとぼんやり考えてみたりする。
まあでも、そういう「ご愛嬌」を通して図らずとも自己開示をしたことが
会話の糸口になり、それもジムの店員のように
会話することすら想定しなかった相手と話したから気づかされたことも多かった。
だからやはり、人との出会いを大切にしたいと改めて思う。