#85 ジョブクラフティングで幸せな組織を作る

良い組織づくりのために昨今注目を集めているジョブクラフティングですが、その概要や目的、方法まで簡単に説明したいと思います。

まず、ジョブクラフティングとは?ということですが、

・今まで一般的であったジョブデザイン~画一的な仕事を社員にいかに受容させるかに対するアンチテーゼ
・社員自らが仕事の経験を作り上げるといった見方を提示
・意味:クラフトの現在分詞。技能、技巧、わざ、手工業
・エイミーらがまとめた3つの次元

以上です。特に重要なのが2点目なのですが、深く掘り下げると

①社員自身が「仕事の意味」を解釈しなおす
②社員自身が「仕事のアイデンティティ」を変化させる

ということが挙げられます。

また、より具体的にジョブクラフティングを仕事にあてはめると、

①タスク境界の変更
②他者との関わりの変更
③認知的な境界の変更

に分けることが出来ます。上記をさらに具体的にすると、

①仕事の範囲が制限されている中でも、工夫次第でタスク境界を変えられる
②一人で進める仕事であっても、他者に相談してアドバイスをもらう
③仕事の捉え方を変える、目の前の単純作業であっても、最終的にそれが何になるかを考えることにより認知が改まる。
(例)レンガ積みの話⇒①レンガを積んでいる②大きな壁を作っている③歴史に残る大聖堂を作っている

このように、ジョブクラフティングでは個人が仕事の捉え方を変えることにより、つまらない仕事を楽しい仕事へと変えることが重要です。組織に関わる人全てがジョブクラフティングをすれば、会社は幸せな所になるでしょう。そのため、組織は積極的に社員のジョブクラフティングのサポート(研修・他者と関わる場を設ける等)をするべきであると考えています。

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