#87 採用は学歴よりも理念と仕事との合致性を重視する
企業の採用活動は企業が成長する上で重要な点の一つだが、求める人材を手に入れるのは難しい。
最近では、終身雇用制度も崩壊しつあり、転職希望者の数も増えてきた。
転職希望者が増えているのは、時代的な所もあるとは思うが、企業とのミスマッチも一つの要因であると考えられる。
なぜミスマッチが起きてしまうのか。もしかしたら、学歴を重視した採用を行ってしまっているのではないだろうか。もちろん、学歴も一つの指標としては見るべきであると考えられるが、それ以上に企業の理念・求める人物像等がその学生の性格や求める職場像とマッチするかどうかが重要である。
その上で、企業の採用活動は従来以下の形になる。
最も採用すべき人⇒経営理念合致している+能力がある◎
次に採用すべき人⇒経営理念に合致している 能力はない○
三番目⇒経営理念に合致しておらず、能力もない △
四番目⇒経営理念に合致しておらず、能力がある ×
経営理念に合致していることが最優先であり、能力は二の次である。また、能力があるにも関わらず経営理念に合致していない人材を採用するのは、その企業の採用活動が失敗していることを暗に示している。
現代においても従来の採用活動のように、理念に合致していることを優先し採用活動を行うべきである。
そのうえで、更に詳細を突き詰めていく必要があり、例えば人材要件モデリングにおける自社基準を詳細かつ明確にすることや、応募者をきちんと審査出来る体制を整え、優秀人材としての活躍可能性を判定できる(数値化できる)ことが重要である。
そのためには、最新のシステムを活用し、採用活動に取り入れることが企業に求められている。