新取組㉒情動を知覚する ジャーナリングを5日間毎日20分行う
新しい取り組みの22個目です。
これまで様々な取り組みをしてみて、体験ごとに自身の身体や感情がどういう反応をしているのか、もっと解像度高く知る必要がありそうだなと感じました。
どうしたものかと思い、自宅の本棚を見てみると、ふとこちらの本が目に付きました。
この本では自己認識を「自分の内面の状態、好み、資質、直感を知ること」と定義しており、自己認識が高まることで仕事で抜群の実績につながるとしている。自己認識には以下の3つの領域がある。
1.情動の知覚
2.正確な自己査定
3.自信
情動を明確かつ客観的に知ることで、自分の価値観にアクセスして自分を上手く動機づけることができる。
正確な自己査定は、情動の知覚の上に成り立つ。自身の長所と短所を理解しており、ありのままで何をすべきか理解できている。
自信は正確な自己査定のもと、自分の特徴や能力を理解することでもてる。欠点があってもどんな時に機能するか理解していれば、自身を持って行動できるし、欠点も慌てず補うことができる。
この3つの領域について自身を振り返ると「1.情動の知覚」の時点で明確でなく、不足していると感じた。(同時に1に基づく他の2つも機能しない)
情動の知覚には「ボディスキャン」と「ジャーナリング」が有効なのだそうだ。
ボディスキャンは身体に意識を向けることで情動をより知覚できる。こちらは別の機会にnoteに書くかもしれないが今回は置いておく。
ジャーナリングは頭に浮かんだことを書き続けることで、心の中にありながら不明瞭なものを発見するために役立つ。今回は自身の情動の知覚にこちらが有効と感じたため取り組んでみる。
本では失業者を対象に行った実験で、5日連続で20分ジャーナリングを行ったグループは8か月後に、そうでないグループよりも40%以上多く就職に成功していたとのこと(実行なしグループ27.3%、実行グループ68.4%)
20分のジャーナリングを5日間続けることで効果が出るようなので、この基準で実行してみる。
実践
2024年11月8日※1日目
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20分取り組んでみたが、A4用紙1枚で収まるようだ。
重要なポイントとしては以下の2点。
1.これまで20個以上やってきた新取組で自分を満たすためには何か足りていない感触がある。
2.戦略と一定量以上のコミットを合わせて、結果に向けた建設的な努力に価値を感じている。
※2つは別文脈で発生していて、刺しているものはおそらく違う。
2024年11月9日※2日目
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隠している部分が多いですが「社会問題」という部分に下線が引いてあります。
自分の感性や求める世界観を深ぼりしていった先で、それを世の中とつなげていくためには社会問題を理解していくことが必要そうだ。という気づきがありました。
新取組⑥でプラネッツクラブに入ったのですが、そちらで直近見た動画が日本における社会問題を扱ったものでした(内容非公開なので詳しくは言えませんが...)
日本や世界全体、あるいは手の届く範囲の人、環境などにおける課題を理解しておくことで、自分を理解した先をつなげやすくなるだろう。と思いました。
今やっていることで言えば、自然の中で童心に帰って楽しむことを、会社員生活で疲弊した人に提供することで喜んでもらう、といったマッチングのような感じです。
これをより深い自分の価値を理解して表に出せる状態にしたうえで、より解像度高く理解した社会の課題にぶつけていく感じですね。
ここの設計が十分に機能すると、とても価値が大きい活動が出来そうに思います。
2024年11月10日※3日目
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ここでの気づきは、自分の短所周りについて。
いい子をすることで責められないようにしている。その理由は自信のなさ。能力による自信は上には上がいるので果てがなく、自分を理解することが必要だといった内容です。
本で書いてあった自己認識の3つの領域をを自分なりに改めて言語している感じですね。
認知のポイントとして2つポイントが出てきました。
・人と話すとき
いい子であるように意識して操作した言葉と、ありのままの自分とつながった言葉の2つがあるようです。後者の出力は無意識にかなり絞っており、前者を自分の本心だと誤認している節があります。自覚しておくとよさそう。
・興味は湧いているか?
これまでの取り組みでもそうですが、本当に興味が湧いている時は腹の周りがすっとクリアになって心が動く感触があります。興味が湧いていない時は腹は固まっていて、頭で人当たりのよい振る舞いを考えています。後者は結局上手くいきません。
2024年11月11日※4日目
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次の新取組をどうするか考えていました。
ブレストしていた感じですね。
登山関連が結構多いのと、バイトやるかみたいな頭をよぎった選択肢のいくつかに今やる最善種ではなさそうだという結論を出していました。
2024年11月14日※5日目
※12-13日が登山で、山が上手く書ける環境でなかったので持ち越しました。
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理想的な状態とは何だろう?とふと思っての取り組み。
どんな人と関わりたいかを書き出していくと、自分が心底で望んでいる世界観を共有できる関わりなのだろうという気づきが出てきました。
しかし自分の世界観とはどんなものか?というといまいち言語化、表現が出来ていないように思います。
以前に自己理解プログラムを受講した際に、価値観や実現したいビジョンを書きだしましたが、うまく機能していない感触があります。間違ってはいないのですが解像度が低くて表現できていないのだと思います。
食べ物で例えるなら「作り手が具材にこだわって作った美味しいピザ」と表現していたけれど、なかなか思うようなピザに出会えず、本当は「シンプルな味付けで素材の味を活かした素朴で健康的なピザが好き」だったような感じです。美味しいピザ≒世の中に多いジャンキーなピザではなかったからハマらなかったのです。
※うちのピザを食べたことある人以外にはわかりにくい例え
話が少しそれましたが、世界観をきちんと表現するには、もともと使っていた表現との差分を考える必要があると思いました。
そのために「もともとの表現だと当てはまるけど、感触的に違うもの」を想定して、その差分に着目してみました。
「めっちゃこだわりの具材使っているけどジャンキーなピザ」を想定して違うと感じる部分を探す感じです。ジャンキー部分ですね。
そうして差分になる要素を出していった時に出てきたワードが「孤独」「深さ」「博愛の逆」「純度」といった言葉でした。
※博愛の対義語は偏愛です。
特に博愛の逆について、グーグル先生に博愛主義の定義を聞くと以下でした。
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分け隔てなく誰にでもよくする、というのは意識してやっていることだったりします。基本誰にでもまずは自分が出せる価値は出してみて、それから考える。社会全体が幸せになると思う行動を考える。といった具合です。
ただ、本当に自分が力や個性を発揮できていた時の人間関係を振り返ると完全に偏愛なんですね。特定の刺さった人が関わっている時だけ、出力の桁が違う。
誰にでもよくするやり方は自分の個性を本当に発揮するやり方ではなく、八方美人で力をそぐようなやり方かもしれません。そもそも人間と関わると僕は疲れるので、少なくて済むなら少なくしておきたいです。
と、考えると自分の描く世界観は、いつも仲良く多くの人に囲まれているような世界ではないはずです。そういう場面があっても本質ではなく、本当に偏愛が機能する関わりで、独自の世界観を深めていくような感じになるはず。
「孤独」というキーワードも「みんなで一緒に」みたいな感覚よりは、普段は個々で深く深く潜っていって、その世界を共有できる相手とたまたま出会った時を存分に楽しむ。くらいの感じな気がします。
5日間やってみて
ジャーナリング、いいですね。情動の知覚がちゃんと進んでいる感じがします。5日といわず積極的に日常に取り込んでいこうと思いました。