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#28 日本の世はまさに大航海時代
みなさん、おはようございます。
クルーズ船で働いているケントです。
バーウエイターポジションで日本近海をクルーズしています。
自分の両親世代、もしかしたらおじいちゃんおばあちゃんの世代のゲストを迎えての航海。
今回の旅は晴天続きで嬉しい限り。
神戸〜プサン〜八代(熊本)〜福江(長崎県五島市)〜日向(宮崎)〜宿毛(高知)〜神戸の1週間。
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思い出深いのは自身初めての寄港となった熊本。
これで九州の客船ターミナルをコンプリート。くまモンポート八代では無数のくまモンにご対面しお土産もちゃんと購入。
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ワンピースの作者、尾田栄一郎先生の出身としても有名な熊本、2018年には県民栄誉賞を受賞。
次こそ市内にあるルフィ像を見に行きたいところ。
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船に戻り一休みしたらディナータイム。
バーウエイターの筆者。
朝はバリスタ、昼間はバーチームの日本語教室の先生、夜はワイン屋さんに変身。
船内のダイニングエリア3箇所をグルグル。
全体を俯瞰しながらコース料理の合間、ゲストテーブルとおしゃべり。
お食事中失礼します。
バーチームで働いてる日本人の〇〇ケントです。
初めまして。
いつも自己紹介から始まる。
ネームプレートがフルネーム表記なのもあり名字で覚えてもらった方が親しみやすいのかも。
これから1週間よろしくお願いします。
今日はいいお天気でしたね。
ひとまずブリティッシュ英語のような話題から。
天気が良いだけでハッピーな船上の私たち。
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今乗る船は全室バルコニー付き、船内全体のデザインも窓が多く外光がよく入るのだ。
船にはよく乗られるんですか?
船に乗るということは船が好きなはず。
まずは同じ船に乗っている者同士共通点を探したい。
初めての人、最近乗るようになった人、コロナ前はよく行ってたけど最近またちょこちょこ乗ってますよ〜。
時には20年以上世界中の色んな船に乗ったことがある人もいる。
船トーク、海外旅行の話をしていると自分はやっぱり船が好きなんだなと思ったり。
歳を重ねてくるとやはり船旅は荷物の心配がなくとても便利でリピートするのだという。
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クルーズ船各社それぞれに違った特徴と魅力があり旅のスタイルに合わせて選んでほしいというのが筆者の願い。
今回選んだのは小さめの船、ラグジュアリークラス。
寄港地多めの強みを活かした他にはない航路が評判で今回が初の日本発着。
あえて会社名は出さないけれど…今後の展開が楽しみだ。
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そしてやはり評判が良いのは日本郵船の飛鳥II。
ずいぶん前に書類選考で落ちたけれど。
飛鳥は現在、新型の飛鳥IIIを建造中で要注目。
にっぽん丸という日本の小さなクルーズ船も大人気。
働くほとんどのクルーがフィリピンからで素晴らしいホスピタリティが提供されているとか。
商船三井も新たにオーシャンラインをまもなくローンチ。
日系のクルーズ船がこれから熱くなるだろう。
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外資なら日本発着のパイオニア、プリンセス、そして最近の業界のトレンドメガシップを就航させたMSCに乗ったことがある方がやはり多い。
クイーン・エリザベス2のキュナードやホランドアメリカ、NCLことノルウェージャン、世界一大きな船を運航するロイヤルカリビアンインターナショナルなど様々。
ワールドクルーズやリバークルーズ経験者の話は聞いてて本当にワクワクする。
勇気を出して声をかけると色んな話が聞けるのだ。ついつい話が盛り上がり一卓に長くとどまってしまうことも。
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今いくつ?
ついこの前、30歳になりました。
まだまだ若いわね。
少し違和感があるが倍以上年上の方々からしたら当然か。
時にマインドセットも大切。
時間とお金は旅に投資したいもの。
まずは目先のコントラクト完走を目指して。
最後まで読んでいただきありがとうございました!