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最愛なる座椅子へ愛を込めて

おはようございます♪
小野です^^

僕の経営仲間にT君がいます。
T君はすごく真面目な男の子なのですが
横になると、どこでも寝てしまう習性があります。

一時期、僕が一人暮らししてた家に、
居候していた時期がありました。
もう5年ほど前の話です。

T君は、お気に入りの布団だけ前の住居から持ってきて、
僕の家で住み始めました。

真面目だけど天然な彼は、
買ってきた鯖をうっかり本棚の上に置いたまま腐らせていたり、
完全に腐ったカレーを美味しそうにバクバク食べてお腹を下したり、
家を出る瞬間にエアコンをONにして外出したり。。
こんなことは日常茶飯事でしたが、
寛大な僕はT君を優しく受け入れていました。

T君はよく残った仕事を
元住居から持ってきた敷布団に寝転がっては、
パソコンをいじって作業をしていました。
しかしながら、どこでも寝れるT君は、
布団に横になった瞬間に、どれだけタスクが残っていても
一瞬にしてイビキをかきはじめます。

「よぉ〜し!今からタスク処理始めますかー!」
と気合いを入れた3分後には、イビキをかいてるのです。
寛大な僕も、流石にこれにはイラっとしてしまい、
何度か注意をしたのですが、一向に改善される気配がない。

試行錯誤しましたが、結局は根本的な解決を図らなければいけない!
そもそも、横になって作業をするから、寝落ちしてしまうんです。
ということで、僕は高性能で割と高めの座椅子を、
彼にプレゼントしてあげました!
そして、タスクが完了するまで布団をたたんで、
そこにテーブルと座椅子を置くというルールにしました。
どれだけ眠くても、タスクが終わるまでは布団に横になることは出来ません

これでもう、彼は寝落ちすることもない!
T君もすごく喜んで、
「こんな良い座椅子頂けてすごくありがたいです!」
「この座椅子に座って、集中して仕事します!頑張ります!」
と張りきっていました!

よしよし、これでもう安心だ。
彼が仕事に集中できる環境が整ったな!
やっぱり、根本的な解決を図るのが一番だ♪♪

などと思いながら、その夜家に帰っていました。
夜10時ごろ帰宅した僕は、家に明かりがついていたため、
T君が家でお気に入りの座椅子で作業をしているな!と思い
ドアを開けたところ、

僕のベットで爆睡しているT君

一瞬、目の前の光景が信じられませんでした。
一体何が起こったのか!

次の瞬間、寛大で有名な僕は、声をあげて怒っていました。
こんなに怒ったのは、生まれて初めてではないでしょうか?
僕に激怒されて目覚めた彼は、僕にこう言いました。

「布団の誘惑の前には、僕は無力ですね。」

やはり、何事も決めて取り組まなければダメってことですね笑



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