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iD.Id :Not Basic... vol.3

オリジナルアイテムの創作意欲というかきっかけになったのは
2020年の12月に自分の身に起こった足の大怪我でした

idと兼務していたニット産地の状況は非常に厳しいものでしたが
コロナ初年度の2020年はとにかく立ち止まらず、細かい提案
発信をし、自分のポリシーであるセレクトはどこに出しても
自信を持って出せるもの、それに対するどんな些細なお問い合わせにも
自分なりにお客様に寄り添ったアンサーを出すスタイルで
県内はもとより、全国のお客様とSNSでやり取りさせて頂き、
それが実る結果で、数多くのお客様に支えてもらい、自分でもとても良い形で年を終えることができるなと安心していた矢先の出来事でした

怪我の治療は長い時間がかかり、現在も継続中。怪我はたくさん僕に
変化をもたらしましたが、その中でとても驚いたのが、
デザインが全くできなくなってしまったことです

復帰後の営業で僕のデザインのノベルティー企画を出していたのですが、告知してからその変化気づくのです。

どんなに考えても思いつかない、思考停止状態です

その時理由は全くわかりませんでした

どんなにあがいてもでないものはでない

それでも、ようやく振り絞って出したデザインでノベルティー企画はお客様のご理解もあり、かなり遅れたスケジュールで仕上げる
までに至ったのですが、自分の中でデザインのやり方のアプローチを少し変えました

というのも、これまではユニセックスというものをショップコンセプトに掲げていたのですが、ぼくが生み出すグラフィックはメンズ寄り。
女性や子供たちに着てもらいたい。そんなデザインってどんなものだろう?
と考えるようになりました。

ユニセックスというのは何も女性がメンズの洋服を着ることではない

どちら側からも選ばれる、心が動くものがそれにあたるのだと改めて自分にデザインの進め方やファッションの再定義づけをしました

つづく

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