武術的マインドフルネス ~自然とととのう~
体が整うにはどうしたらいいか
体の自然があるはずである
ヘビはくねくねし
蛙はぴょんぴょんし
馬はパカラパカラと走り
人間はとことこ歩く
雪の結晶は六角形であり、ひまわりの種子はフィボナッチ数列に従う
人間がヘビのようにクネクネしてたら、驚くし、ピョンピョンしててもおかしい
なぜなら二本足があり、脊椎がある、だから歩くのである
本当にそうだろうか?
人間は骨盤を整え、脊椎をジェンガのようにきれいに積み上げ、整った身体にしよう、
ほんとうにそうだろうか?
人間だってくねくね歩きたいかもしれないし、雪は20角形を作りたいかもしれない
よくある間違い
ここに大きな間違いを人間はよくする
雪の結晶は六角形だから六角形にするのが自然だとか、ヘビはくねくねするのだから、くねくね歩くのが自然だとか、
人間は二本足だから骨盤を立てて、背筋伸ばして二本足で歩くのが自然だ
確かにそれは自然かもしれないけど、意識してやったらそれは自然ではなくなる
結果をまねた猿まねである
雪は重力があるから、雪は空から降ってくる途中で対流を受け、六角形になる
ヘビは重力があって、地面があるからくねくね進むのであって、くねくね進もうと思ってくねくね進んでいるのではない
結果に沿うように身体を動かしてもそれは整わない、からだの自然の動きがあって、そして何か(重力とか空気とか誰かとか)と関係性を持つときに現れてくる結果があるだけである
ということは骨盤があって、脊椎があって、だからしっかりと骨盤を立てて、ジェンガのように積み重ねるように正しくしようというのは正しくないことがわかるだろう
だったら一番自然は何か
我を忘れて動くことである
膝を感じないように動く
腰を感じないように
痛みを感じることはよい
痒みを感じることよい
でも膝を感じたり、頭を感じたり、己を感じることは最悪である
かわいい自分とかかっこいい自分とかも結果もとにしたゴールであり、そのゴールをゴールにしようとしている
もうすこし好きにというか意識せずに動くことである
つながり、関係性で、ととのう
だれかと繋がっていることや
呼吸をする、のではなくて、呼吸と体の関係性の中で生まれてくる変化はなにか、
それを感じて見ると安心感があり幸せがあり、次への強さがある
お楽しみください