NHKこころの時代
シリーズ宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる (1)「法華経」との出会い
浄土真宗の教えで育った賢治は高校で法華経と出会い、如来寿量品を読んで「太陽昇る」とも表現された。
以後法華経は賢治の座右の書となった。
「銀河鉄道の夜」の中にでてくる紙切れに書かれていた「十ばかりの文字」とは妙法蓮華経の原語であるサンスクリット語で「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」(सद्धर्मपुण्डरीक सूत्र)ではないかとの説。(世間では他にも所説ある)
法華経こそがどこへでも行ける切符だと説きます。
日蓮宗僧侶・仏教学の北川前肇氏はこう解説します。
浄土思想とは違う思想になりますが、この世界は見方次第で美しいものである、仏様はこの世界にあるという思想に宮沢賢治は惹かれたのでしょう。
そういうふうに私もなりたい。