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デザフェスvol.50遠征備忘録①

2019年11月16日〜17日の二日間、東京ビッグサイトにて『デザインフェスタ vol.50』が開催されました。
出展者数約15,000人、来場者数70,000人前後の日本最大のアートイベントです。

デザインフェスタ公式サイト

北海道にも沢山のアーティストや作家がいます。
『デザフェスに出る』というのは1つの憧れであり、そこに掛かる遠征費用が最大の壁とブレーキになっております。
なので今回のnoteはそれに掛かった費用を具体的に交えながら東京遠征(旅行)の備忘録を載せていきます。
過去6回参加して得たノウハウを少しでも皆様にお伝えできたらと思います。

デザフェス最低限の費用とマナー

デザフェスのエリア・ブースは数種類あります。
僕がいつも出展しているのは《明るいエリア》という出展者数が一番多い普通のエリアです。
他にも照明器具や蓄光作品、ブランドイメージを出したい人用の《暗いエリア》もあります。
そしてデザフェス一番の花形展示とされる《ライブペイントエリア》。これは《標準(高さ2.1m×幅3.6m)》《巨大(高さ3.6m×幅8m)》の壁面に2日間かけて作品を完成させる、絵描きさんにとって非常に魅力的な展示となっております。
他にも《ワークショップブース》《ショーステージ》《パフォーマンスエリア》《フードエリア》があります。
(詳しくは公式サイトにて)

今回は《明るいエリア・Sブース×2》にて応募しました。
【J-193,194 HEART LAND】(西ホール4階)
Sブースは1.8m×0.9mの横長ブースです。
それを2個分なので3.6m×0.9mですね。
Sブースの料金は22,000円ですので、2つで44,000円です。
これはスペースだけの値段なので、これにさらに机や椅子のレンタル代が掛かります。
様々な長さや幅の備品を借りることができますが、それなりの値段がするので遠征組にはなかなか痛い出費に…

【デザフェスレンタル備品カタログ】

いつも借りてるのは長さ180cm×幅60cm×高さ73cmの会議用テーブル2つです。
値段は1つ3,620円、2つで7,240円です。
僕は全く座らないので椅子はいつも借りません。
あとここで問題になるのは長さと幅です。
90cmしかないブース幅に60cm幅の机を入れると、人間が動けるスペースは30cmのみになります。

めっちゃ狭い。

イベントあるあるの『ブースはみ出し問題』がとても如実です。
しゃがみ込んだだけで少し身体がはみ出してしまいます。
後ろのブースと隣接してるので、しっかりご挨拶した上で多少の譲り合いはお互い様という感じでの譲歩が基本になります。
どんなに細い人でも肩幅は30cm以上でしょうし、文字通り肩幅を狭くして物凄く気を遣い合いましょう。それがマナーです。
椅子に座れなくは無いですが、頻繁に椅子を出し入れすると非常に迷惑なので、しっかり考えながら座りましょう。

そしてもう1つの問題は『ブース幅180cmに幅180cmの机を入れる』ということですね。
札幌でよくあるイベントはだいたい200cmのブースに180cmの机を置いたりします。
隣のブースと隣接していても隣の人も180cmの机なので寄せてくれたら40cmの開きがあり、ブースの外に出られる空間があります。
しかしデザフェスはそれが無い。
どうやって出入りするか。

机の下をくぐり抜けるんです!!!

だって隙間が無いんですもの。
作家が『ヌッ』と布の下から現れる光景を見てお客さんが驚く姿もよく見かけます。
もちろんレンタル備品には幅150cmの机もありますので、下からくぐり抜ける自信が無い方はそちらのレンタルをオススメします。
ここであるあるなのが『人のブースの隙間を勝手に使って外に出る』という行為です。
完全なるマナー違反なので、自分のブースでそれをやられたら容赦無く注意しましょう。お前の為に作った隙間なのではない。
心を広く持ってその隙間を使わせてあげる旨を先に伝えると、それはそれで近隣作家さんとの交流になりますので、交流のきっかけの一つにするのもありですね。
あとちょっとしたお菓子を配りながら名刺を渡して挨拶すると和気あいあいとしたスタートになるのでオススメです。

あと普段のイベントで一般的な会議用テーブルで慣れてる人に注意なのですが、デザフェスの60cm幅テーブルって結構広いです。
よくある会議用テーブルは45cm幅です。
15cmの差は大きいので、ディスプレイにひと工夫あるといいかもしれません。
その分をお会計や在庫ストック場所に使うのもありですね。

【ここまでの費用】
・ブース代 Sブース×2
44,000円
・机レンタル×2
7,240円
合計 51,240円

備忘録②につづく

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