ヤブ医者のヤブって"ヤバいブラフかましてくる"って事でいい?
東京にきてもう7年が経った。
7年あれば小学生は終わって思春期と言う奴に首を突っ込むことになるが、この7年で私は四十肩と言う奴に頭を悩まされるようになった。
そう言えばこの間、あまりに肩と言うか二の腕なのかもしれないが痛くて整形外科に行ってみた。
白髪のおじいちゃん医者に私の近頃の痛み事情を話した。
肩が上がらないし、上げたら二の腕が痛いし、1時間くらい座ってるとお尻が痛いし、1日の終わりに足の甲とか膝が痛くなるし、なんなら偏頭痛も酷い。
偏頭痛はなんかややこしくなるし関係なさそうな目配せをしてきたから言わなかったけど、頭から足先まで痛みのフルコースを日常的に味わってるのだと伝えたのだ。
医者は秒で「奇病だねぇ〜」と言った。
こいつふざけてるなと思った。
こちとらバカ痛ぇ中ニートやってるって言うのに、人の気も知らないで。
一応こっちが思い当たる病名を連呼してみた。
「坐骨神経痛!坐骨神経痛!坐骨神経痛!」
「でも肩も痛いんでしょ〜?」
逐一語尾が波打つビブラート系ドクターは、上半身と下半身の痛みを一つの原因と捉えているらしい。
だとしたら原因はおれだ。なんで欲張って全部治してもらおうとフルコースで説明したんだろう。
奇病だと勘違いまでしちゃってさ。
秒で診察を終えると受付で処方箋をもらった。
普通の湿布とロキソニン。
もし頭痛の話もしてたら、ロキソニン2倍くらいくれたかな?
頭痛の話もしてハイパー奇病なフリをすればよかった。
反省して次回に活かそうと思います。