見出し画像

【ベストバイガジェット2021】日立の「ビッグドラム BD-SX110FL」で外出先から服を洗おう

この記事は、ぜろ(@_0_zero)さん主催の「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2021」の23日目の記事です。

昨年に引き続き参加させていただきましたので、私の今年のベストバイガジェットについて綴りたいと思います。

今年のベストバイガジェットは「ビッグドラム BD-SX110FL」に決定

イメージ写真
(扉で部屋が映り込む&汚いので…)

そもそも洗濯機はガジェットなのかという疑問が生じるのですが、炊飯器マットレスが「ガジェット」として扱われていること、スマホやスマートスピーカー(Google Nest)と連携できることを踏まえると、まあセーフでしょう。
(タイトルも炊飯器の記事をリスペクトしています)

一人暮らしを始めたときに買った縦型洗濯機だと洗濯できる量が少なく週末にまとめて洗濯することが大変だったり、脱水が弱いのが不満ということもあり、思い切って乾燥まで完結できるドラム式に買い換えようと思ったのがきっかけでした。

買い換え前の縦型や、実家で使っていたシャープのハイブリッド式乾燥のモデルと比べて良かったところ、微妙だったところを述べていこうと思います。

良かったところ

洗剤・柔軟剤の自動投入が超絶楽

最近はどこのメーカーのフラグシップモデルなら当然ついている機能ですが、洗剤と柔軟剤の自動投入が想像以上に楽で助かっています。
通常の洗濯だと、電源→スタートだけで乾燥まで仕上がってしまうので、もう洗濯量に応じて洗剤を投入するのは億劫で仕方なくなってしまいました。

ちなみに、パナソニックだとおしゃれ着洗剤用タンクが搭載されているモデルが今年登場したようで、めっちゃ羨ましいなと。

洗剤量も洗い方も「AIお洗濯」にすべてお任せ!

日立独自の「AIお洗濯」機能が結構賢く動いており、細かい設定も基本的に不要になっており、前述した洗剤自動投入も相まって、「本当にすべてお任せできるな」と感じています。
具体的には

  • 水道の水温・硬度で洗剤量の調整や温水洗浄の要否判定

  • 洗濯中の水の汚れ具合で洗濯時間やすすぎ時間の調整

  • 布の動きを見て叩き洗い時の回転数の最適化

  • 布質に応じたすすぎ水量の調整

  • 脱水運転時の排水量に応じた脱水時間の調整

などなど・・色々とよく見てくれているようです。

特に洗剤量は、多すぎても少なすぎても黒ずみや黄ばみが目立つことから調整は結構気にすべき点なのですが、そこらをいい感じにやっているためか、現に肌着などの黄ばみも縦型を使っていたときより低減されている印象です。

Wi-Fiに繋いで、より便利に快適に

これもフラグシップモデルあるあるなのですが、Wi-Fiに繋いでスマホ・スマートスピーカーと連携することで、外出先での運転操作、製品リリース後の追加コースの設定、洗濯進捗の把握、お手入れや洗剤補充時期の通知などを受け取れるなど、スマート家電っぽいことが可能です。

洗剤補充については、タンク量が減少した時点で、Amazon Dash Replenishmentで自動購入することも可能なようです。(大容量パックまとめ買いをするどケチなので使ったことはないですが・・)

「風アイロン」でコインランドリー顔負けの仕上がりに

ビッグドラム最大の特徴と言っていいヒートリサイクル(ヒーター式)、高速風の「風アイロン」はやっぱり強力でした。
コインランドリーで洗濯したときのふわふわでカラっとした仕上がりがいつでも家でできるのは最高。
やはりヒートポンプ式(ハイブリッド式含む)だとそこまでの仕上がりは期待できないので、強みだなと。
肌着は勿論、ワイシャツなどの基本吊り干し+アイロンなものも洗濯量が少ないと目立つシワもなくきれいに仕上がるので、ズボラにはオススメです。

結局、ボタン式のが楽じゃない?

最近やたらと液晶タッチパネル化してスマホちっくに操作できるようにしている家電が多く、メーカー派遣の販売員(特に検討していた当時はP社がウザかった)もそれを素晴らしいモノとして推している風潮があるのですが、「それって本当に良いものなの?」という疑問を持っています。
結局普段使うのなんて通常コースとおしゃれ着コースぐらいなんだから、タッチ画面のレスポンスや鬱陶しい画面遷移を考えると、元からLEDで全部示されたものをボタン数回押して洗濯したほうが早いし、普段やらないような高度な設定は前述したスマホ連携でやったほうが楽な気がしてます。

1年ぐらいでタッチの効きが悪くなるという噂も聞くし(T社にありがち)、バックライトの寿命なんかもあるし・・
洗濯機の寿命(大体6~8年程度と言われている)を踏まえて考えると、本当に良いものなんですかね?

微妙なところ

乾燥温度の調整(もっと低く)ができたらなあ・・

ヒーター式の宿命として、ヒートポンプ式より風の吹き出し温度が高くなる(つまり、衣類へのダメージが増える)というものがあります。
ヒートリサイクルの場合は温度・湿度のコントロールでダメージを低減すると謳っているのですが、やはりヒートポンプ式に比べると温度が高めで、実際洋服の縮みも感じています。
また、ヒートポンプ式は乾燥中にいつでも扉が開けられるのに対し、ヒーター式は温度が下がるのを待たなければならないのが微妙です。

あまりスマートじゃないスマート家電

「遠隔で操作できる」というのが売りの一つなのですが、結局衣類を詰めて起動して、扉閉じてロックをかける(「リモート」ボタンというものがある)までしないと遠隔で運転操作や設定変更ができないので、あんまりスマートじゃないな・・というのが正直な感想でした。
正直そこまでするならボタン操作で仕上がってほしい時間にタイマーでセットすりゃいいじゃん、と思ってしまいました。
あと、アプリのUIも「とりあえずスマホ連携するという要件があったので実装した」感丸出しで、ユーザ目線での使い勝手という観点ではいまいちだなあ・・と感じました。

お手入れは「ホコリとの戦い」

各社、以前のモデルからすると劇的に改善しているようですが、やはり洗濯乾燥機のお手入れは「ホコリとの戦い」だなと感じました。

取説で「都度掃除してください」と書いてある部分だけやっても駄目で、普段は取り外さなくていいフィルターや、フィルター手前の吹出口周りにもギッシリホコリが詰まっていて、結構お手入れに骨が折れています・・

あと、扉周辺のパッキンに大量にホコリが溜まるのは、ビッグドラムあるあるみたいなので、そこはどうにかしてほしいなと。

おわりに

Pixelが大幅に(個人的にはナンセンスな方へ)方向転換してかなりガッカリだったり、一方iPhoneは「カメラ強化しました(ドヤァ」した以外に進化した点がほぼなかったりと、スマホ不作の年だなと感じたことから、一般的に「ガジェット」という範疇からは大幅に外れている家電を選びました。

ドラム式洗濯乾燥機を買おうとすると安くて20万、高いと30万以上して、決して安い買い物ではないし、試用レンタルして検討するというのも難しく、かといって複数社比較して何が良いのか悪いのか見極めることも難しい製品なので、個人的に買って感じたことを徒然と書いてみました。
拙い文章になってしまったのですが、ドラム式を検討していた人、特に日立のビッグドラムってどうなの?と思っていた人の一助になれば幸いです。

来年もいい買い物ができますように。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?