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エンタメの“いま”が3分でわかるメディア『IMAZINE』より、いま輝いている人の本音に迫るインタビューなどが満載。
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土田準平 映画『放課後戦記』はつらい思いを抱えている人にこそ見てほしい

『放課後戦記』は10公演が即完売した人気の舞台作品です。NMB48のメンバーとしても活躍する市川美織さんと、数多くのCMに起用されてきたりりかさんのダブルキャストで注目を集めました。今回、舞台のキャストを数多く起用し、秋月成美さん、小宮有紗さん、遠藤新菜さん、青島心さんら、ネクストブレイクガールズが加わり映画化されました。映画版と舞台版の違い、映画だからこその注目ポイントを土田準平監督に伺いました。インタビュアーは舞台版で都解未明役を演じた井上果歩さんです。 井上 土田監督

鈴木拓【後編】才能がない者の生き残り方

(このインタビューは2015年7月14日に掲載したものです) クズ、ゴミ、カス、ゲス。浮き沈みが激しい芸能界で、稀代の“嫌われ者キャラ“としてしたたかに生き抜くドランクドラゴンの鈴木拓さん。後編では、著書『クズころがし』を入り口に嫌われ者と嫌われ役の違い、そして「蛭子さんの正当な後継者」を自認する拓さんの、今後の生き残り戦略について聞きました。 『クズころがし』鈴木 拓/主婦と生活社/1188円 炎上芸人、芸能界一のクズ芸人……等々、不名誉な数々の異名を持つ人気お笑いコン

鈴木拓【前編】クズ芸人・鈴木拓のキレイごと抜きの処世術

(このインタビューは2015年7月7日に掲載したものです) 名前も顔も覚えられていない地味な「じゃない方芸人」から始まり、共演したアイドルへのゲスすぎるセクハラ発言、ゲーム番組での卑怯な戦法に、相手の痛いところを突く論破キャラ……。浮き沈みが激しい芸能界をしたたかに生き抜くドランクドラゴンの鈴木拓さんが、人生を絶対にしくじらない愛され処世術を綴った初の著書『クズころがし』を発表。独自の立ち位置を築いたプロセスをたっぷり伺いました。 この1ページがすごい!  才能がない者

光浦靖子【後編】今年の目標は「ビッチ化計画(バブルよもう一度!)」

(このインタビューは2015年3月11日に掲載したものです) 推理小説仕込みのプロファイリングで相談者を丸裸にし、思いがけない暴走展開で悩みを笑いに変えてしまう光浦靖子さんのTVブロスの人気連載が、『お前より私のほうが繊細だぞ!』となって文庫本になりました。最近は、「エセ人見知り」に危機感を抱いているそうな。そんな光浦さんが見つけた新たな道筋とは—— 。 担当編集者の太鼓判! すべての悩みは「お前より私のほうが繊細だぞ」という気持ちからきているという光浦靖子さん。感性が

光浦靖子【前編】お悩み相談は最高のクイズ、みなさんもいかが?

(このインタビューは2015年3月4日に掲載したものです) 推理小説仕込みのプロファイリングで相談者を丸裸にし、思いがけない暴走展開で悩みを笑いに変えてしまう光浦靖子さんのTV Bros.の人気連載が、『お前より私のほうが繊細だぞ!』として文庫本になりました。連載を通じてお悩み相談の達人となった光浦さん。実は子供の頃から悩み多き人生を送ってきたそうです。そんな光浦さんが提案するお悩み解消方法、「お笑いをルールに」とは? この1ページがすごい!  実在する女の子は、アナタの

僕の本が、別の本にも向かっていける武器になったなら

(このインタビューは2014年2月26日に掲載したものです) ライターの僕は、とある猟奇殺人事件の調査を進めるうちに、その異様さに震撼し始める——復讐劇でありながら純愛、本格ミステリーでありながら純文学である中村文則さんの最新長編『去年の冬、きみと別れ』には、200ページ弱の中にミステリーの伝統的な3つのトリックがつめ込まれているといいます。そして、そこには“小説ならでは”の魅力もしっかりつまっていました。予測不能のサスペンス映画、『去年の冬、きみと別れ』が絶賛公開中です。

純文学と本格ミステリーを“同在”させて大きくする

(このインタビューは2014年2月20日に掲載したものです) 2002年に新潮新人賞でデビューし、野間文芸新人賞、芥川賞と、純文学の王道キャリアを最速ペースで歩む中村文則さん。2009年に刊行された長編小説『掏摸<スリ>』では、一気にエンターテインメントの領域へ踏み出しました。天才スリ師の青年と、「最悪」の男との命がけの戦いを描いたスリリングな作品は、エンターテインメントでありつつ純文学でもありました。その奇跡のバランスはいかにして生まれたのでしょうか?予測不能のサスペンス

立川吉笑「ただ『志の輔師匠、ヤバいじゃん!』って言いたいだけ」

(このインタビューは2015年2月3日に掲載したものです) いま、最注目の若手落語家・立川吉笑さん。「吉笑ゼミ。」の開催や、斬新なオリジナル落語を作り上げるそのセンスの高さなど、常に「新しいこと」を生み出そうとする吉笑さんですが、その姿勢は伝統を重んじる落語の世界においては異端扱いされることも多いのだとか。そこで、そんな吉笑さんの「変わり者ぶり」やそうした周囲の反応についてどう思っているのかなどを伺いました。 立川吉笑がいま輝いている3つの理由! 前代未聞のスピード昇進

立川吉笑「『言葉でしか表現できない』からこそ、落語はおもしろい」

(このインタビューは2015年1月21日に掲載したものです) 現在、最も注目を浴びる若手落語家の一人と評判の立川吉笑さん。30歳という若さながら、すでに二つ目の落語家として活動し、落語会への出演はもちろん、イベント開催やテレビやラジオへの出演、エッセイ連載など幅広いジャンルで活躍しています。落語界に新風を巻き起こしつつある立川吉笑さんに、お笑いの世界から落語家になったきっかけ、落語の大いなる可能性についてお話を伺いました。 立川吉笑がいま輝いている3つの理由! 前代未聞

はあちゅう【前編】10年前から最先端でした(笑)。

(このインタビューは2015年2月19日に掲載したものです) 約10年前。大学時代に始めたブログが大きな話題を呼び、書籍化されて以来、注目を集め続けてきたはあちゅうさん。自らを“ブロガー・作家”と名乗るように、ブログやSNSで日常を発信しながら、最近では雑誌連載や書籍の執筆も増えています。勝負作となる新刊『半径5メートルの野望』にこめた想いとは? ネット時代の表現の開拓者である彼女の思考と魅力にせまります。 『半径5メートルの野望』はあちゅう あらすじ:大学一年生、18

平野啓一郎【前編】人は「エピソード」で誰かを好きになるのか

(このインタビューは2014年8月12日に掲載したものです) 懐古的な文体で話題を呼んだ芥川賞受賞作『日蝕』を含むロマンティック3部作や、ネット社会における「殺人と赦し」を追求した『決壊』、自らが提唱する「分人主義」の集大成『空白を満たしなさい』など、さまざまなテーマと手法で創作に取り組んできた小説家の平野啓一郎さん。最新中短編集『透明な迷宮』では、どんな切り口で挑んだのか。前半は、本作全体を貫くテーマのひとつ「愛」について、そして、本作で平野さんが初めてたどり着いたという

はあちゅう【後編】それでもわたしは大きなことを言う。

(このインタビューは2015年2月24日に掲載したものです) 10年前、大学時代にはじめたブログが大きな話題を呼び、書籍化されて以来、注目を集め続けてきた、はあちゅうさん。“ブロガー・作家”と名乗るように、ブログやSNSで日常を発信しながら、最近では雑誌連載や書籍の執筆も増えています。後半は、はあちゅうさんの意外な一面が垣間見える展開に。さまざまな挑戦を続けている多忙な日々のこと、これからの野望についても伺いました。 担当編集者の太鼓判!  はあちゅうさんは、生き急いで

平野啓一郎【後編】「ページを捲りたくなくなる」物語を書きたかった

(このインタビューは2014年8月19日に掲載したものです) 懐古的な文体で話題を呼んだ芥川賞受賞作『日蝕』を含むロマンティック3部作や、ネット社会における「殺人と赦し」を追求した『決壊』、自らが提唱する「分人主義」の集大成『空白を満たしなさい』など、さまざまなテーマと手法で創作に取り組んできた小説家の平野啓一郎さん。最新中短編集『透明な迷宮』では、いったいどんな切り口で挑んだのか。後編は、「ページを捲りたくなくなる」小説を目指した意図や、震災を経て変わってしまったという時

樋口毅宏【前編】一盗二卑三妾四妓五妻から始まる物語

(このインタビューは2015年2月12日に掲載したものです) 「上司の妻を寝取ってやる!!」そんな物騒な文句が帯に踊る、スリリングで官能的な恋愛小説『愛される資格』が話題を呼んでいます。著者の樋口毅宏さんは、エンタメ小説『さらば雑司ヶ谷』からベストセラーとなった新書『タモリ論』などで知られ、さまざまな週刊誌でのコラムなど、カルチャー界隈でひっぱりだこ。そんな樋口さん渾身の作品にたぎった、“しょうもない男たち”への思いの丈を伺いました。前編は、セックスこそ男女の戦い、命のきら