図書館デザイン会議 Day2
住んでいる地域の「図書館デザイン会議」というものに参加してみた、Day2です。
全日程3日間の、2日目の様子を残しておこうと思います。
1日目はこちらから。
第2回は「みんなで考えよう、図書館でできること」
この日は、10分×4コマのアンカンファレンスをメインで実施した。
頭も身体も動き回って疲れるかもね、そう聞いていたものの、むしろ、いろんな方のいろんな想いを聞けて、新鮮で楽しいものだった。
今回は、参加者が話したい内容をホワイトボードにA・B・C・Dの4コマ、1コマ当たり4件、合計16個分のアイディアを書きだした。
早い者勝ちだ。
わたしはアイディアが浮かんだものの、参加者の行動力に負けてしまった(;^ω^)
その場で書きだされたAからひとつ、Bからひとつ、と計4回、書かれた内容が気になったものの場所へ出向き、そのアイディアについてディスカッションをした。
参加したアンカンファレンス
①選書プロセスの職員との共有(みんなで自覚・思考)
②「やとのいえ」を紹介したい みんなで読みたい
③「涼しい」をテーマに選書(職員に相談してもよい)したり、言葉と本と絵で展示する(最初に講座開催)
④「読書の楽しさ」を共有する 読書をする人が減っていることを実感しているので「読書の楽しさ」を共有するイベントがしたい
①選書プロセスの職員との共有(みんなで自覚・思考)
選書ってどうやってやっているのか不透明、知りたい!そして廃棄する本があるなら事前に教えてほしい、というものだった。
突然の、そして初めてのアンカンファレンスに多少ついて行けていないため、内容理解とこのアイディアはまず何を言わんとしているのか、を読み解くことで、この回は終わってしまった……
②「やとのいえ」を紹介したい みんなで読みたい
多摩ニュータウンが生まれ、多摩モノレールができる辺りまでの約150年間を定点描写で書かれた絵本だ。
昔から多摩に住んでいる人にとっては原風景なのだろう。
後世に残したいんだという強い想いを感じた。
③「涼しい」をテーマに選書
多摩市中央図書館のリニューアルから1年後の、今年の7・8月辺りにイベントをすることから「涼しい」をテーマに。
図書館の職員さんと、市民とがそれぞれがテーマに則り、選書し、そのブースを設けたい、というものだった。
ガラスが多い図書館の造りもあって、そのガラスの涼やかさも生かしてみてもいいかも、という意見も。
④「読書の楽しさ」を共有する
中学生の読書率の低下、7割が読書をしていないと、このアイディアの発起人である方から聞く。
そこで、「あなたに本を選ぶよ」とか「ビブリオバトル」といったイベントを開催したい、という企画がしっかり伝わる内容だった。
まず、ご存知かどうか。
わたしは初めて聞いた「ビブリオバトル」なる言葉。
選書した本を5分間で推薦する。各人の推薦本の紹介が終わったら、3分ほどディスカッションを設けたのちに、どの本に投票するか、というもののようだ。
少人数でも大人数でも愉しめそうな気がする。
ビブリオバトルは知らなかったけれど、結局図書館に来る人は、「本が好き」なひとたちが多いのではないか。
「本が好き」じゃないとしたら足を運ぶのか……
わたしはそこまで「本好き」ではなかったこともあるので、違った視点で意見を出してみた。
本を読む
本を読むとは大きく言えばインプット作業でもある。
物語であれば、もちろん娯楽やエンターテインメントの意味も出てくるだろうが、アウトプットではない。
読書感想文を書いたり、読んだ本の感想を誰かに伝えたり、実践してみたりして初めてアウトプットと言えると思う。
第3回に向けて
そこで、次回(もう今日だ(;^ω^))。
わたしなりのまとめは、唯一の自分の意見が出せたことを生かし、且つ、わたしが参加しなかったアイディアともコラボした企画を漠然と考えていた。
コラボできそうな他アイディア
高校生×図書館×多摩地域の方々との交流
夏休み宿題サポート(小学生・中学生)
ネット・デジタルサポートチーム
何を企画するか
学生たちとは、読書感想文について書き方を学べる企画をしたい。
学校で添削されるとしても、提出前の内容を読み、こうした方がいいのかも!と伝える環境があれば、市民の交流にもなる。
(修正される側は手間がかかるかもだけれど……)
わたし自身が、文章を添削してもらったり、意見をもらったりする機会がある中で、誰かに読んでもらって、忌憚ない意見をもらえるのは重要だと感じている。
ネット・デジタルサポートに関しては、全く違う視点で思うことがあった。
デザインもいろいろやりたいと思っているので、図書館通信的な発信、SNS運用的なものがやれたら愉しいかも、と感じたのだった。
若い高校生たちもいるので、ベースを整えて基盤さえできれば誰でも出来ちゃったりするのかな、と。
わたしだけじゃなく、そういう「誰かのための」発信が元になり、自分自身の自信にも繋がり、学生のうちから実績作りができるのは、めちゃめちゃ夢がある!