【300文字の読書感想文】額を紡ぐひと|谷瑞恵 ~読書メーター感想文ランダム選出のまとめ~
優しい雰囲気の装丁とタイトルに惹かれ読了。
額装は時を留めるものかと思いきや、作品となることで新たな世界を生み出すものだった。
美術作品が素敵でも、それを入れる額が適当だと魅力も半減してしまう。
中の作品と並んで、額装とは大切なものなのだと知る。
中の作品にふさわしい場所へしまい、且つ、いつでも見られるようにする、という考え方はとても素敵だ。純のために作った額装は特にそう感じた部分だ。
物語は、心に傷を持つ人というより、過去に囚われ澱を持つ人という感じがし、負のオーラが付きまとい少し重かった。しかし、他人に対して感じる苦しみも、別の誰かにその苦しみを救われたりして、上辺だけじゃなく、人と関わる大切さを感じた1冊となった。(309文字)
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たくさん来てくれることを願ってます💕