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イベントレポの構成、そして、お話会

先日公開させていただいた、こちら。
イベントレポは実際初めての執筆で、こんな書き方でいいのかな?と、こちらのサイトの書き方やまとめ方を参考に、探り探りで書き進めていた。

そして、本日なりーさんとお話させていただく機会があった。
そこでのお話も合わせて、どんな構成で書き進めたのか。どんなフィードバックをもらって今のレポートになっているのかをここに残そうと思う。


文字起こしの苦悩

イベントレポは、まずは何度も何度もアーカイブを再生して、文字起こしから始めた。
月に何度か、30分ほどの星読みチャンネルをディクテーションしているせいか、苦手意識はなかったものの、人の言葉を正確に拾うためにそれなりの時間を費やしたと記憶している。

幸いなことに、事前になりーさんからいただいていた原稿も手元にあったのでだいぶ助けられたのは言うまでもない。

何も考えずに書く

最初はいつものように感じたままに書き始めた。
けれど、ライティング入門編でも習ったように、そして、イベントでもなりーさんがおっしゃってたように、構成をしっかり立てる、その基本をやっていない後ろめたさを感じた。
ちゃんと構成を作ってからにしようと、決意を改める。

illustAC

構成案をつくるとは

わたしは構成案を作るのが苦手だ。
誰かが読むことを想定せずに、気持ちのままに書くことがたぶん愉しかったから。
それが途中で何を書いているのか意味が分からなくなったとしても。
そう、ただの自己満足。
それでよかった。

だけど、この数か月で構成案をつくった方が書きやすいことを、そして誰かに届く文章を書くことにも愉しさが芽生え始めてきた気がする。

今回のイベントレポを書くにあたって考えた。
誰に、どんな気持ちを持ってほしいのか。誰に、なにを届けたいのかを。
構成案をつくることで、書きたいことのゴールが見えるのだと思う。様々な人がいう「構成は大事」は間違いじゃないんだと、やっと身をもって知った。

<イントロ>イベントのライブ感とゲスト紹介

イントロ、という言葉はよく耳にする。
音楽には全く馴染みがないわたしだが、なぜか”イントロ”というワードがしっくり来たので、曲の流れみたいに構成を作ってみた。

イベントについては、アーカイブ視聴だけじゃなくてその場の雰囲気やライブ感を伝えたかった。
わたし自身がイベントに参加するのに少しだけ抵抗感があり、「当日その場に参加しなくてもアーカイブが残るならそれを見ればいい。」そんな気持ちの持ち主だったので、その場に参加することの楽しみ方なんかも伝えられたらいいなと感じていた。

それがちゃんと伝わっていて、当日の参加者が少しでも増えていたら嬉しい。

<Aメロ~Cメロ>

Aメロ「インタビューライターの魅力・気をつけていること」
Bメロ「様々な壁と感じるものはどう乗り越えるか」
Cメロ「ライター初心者へのアドバイス」

書いているときは、こんな小さな疑問がぷくぷくと湧いていたが、自分が思うようにとりあえず書き進めていた。

・Q&Aとして書くのか、要点を大きくまとめる方がいいのか。
・話された順番と異なってしまうけど、それでもいいのか。
・どのQ&Aを書きたいのか……

のちに、なりーさんからのフィードバックをいただき、大きく様変わりするのがこのあたり。
元の構成から変身を遂げたり、そのままで良いよ、となった部分が以下に記載する3つだ。

✓大きな構成の変化

書いていたものが大きく変わったのが、Q&Aとして書くのか、要点を大きくまとめるのか、という部分だった。
20個以上の質問を、分類分けして、大きく要点をまとめて作成していたが、フィードバックではQ&Aのような流れで修正があった。

最初に赤く修正されたものを見たときは、正直戸惑いはあった。
深く考えるな、ただそのままを受け止めろ、わたし!!と、修正されたままに清書してみると、明らかに全体がまとまっていて見やすかったのだ。
”ホンモノ”はこんなにも違うのかと、感心した。
きっとこれは、自分が書いたものを修正してもらわないことには体感できないものだ。

✓言葉の伝え方

わたしは、なりーさんの話し言葉をそのまま伝えることで、なりーさんの”人となり”が文章から伝わればいいな、と思っていた。

しかし、お話会の中で聞いたポイントとして、話し言葉は”ふわっとしている”ので、文語的に少し”かっちりしたもの”にする方が読み手に伝わるのではないか、ということだった。

確かに、人となりが伝わる文章を書いたとて、読んでもらえなければ意味がないのだ。
まずは読み手に伝わる文章を書くこと、読んでもいいかなと思ってもらえる文章を書くことを習得する必要があるんだと合点。
執筆しては読み直して書き直してをたくさん繰り返しても、気付くことはなかったポイントを教えていただけたのはとてもありがたかった。

✓残す選択

なりーさんが外した言葉を復活させた部分もある。

イベント時の「印象的なできごと」のお話の中で、『企画した時にペルソナ、いわゆる想定読者を自分自身にした』という言葉があった。
なぜかわたしはこの文章がすごく気に入って、めっちゃライターっぽい!と思っていた。

だけど、なりーさんからのフィードバックでは、要点をまとめるためにカットされていたのだ。
カットしたものを復活させていいのだろうか、と少し気おくれしたけれど、気に入った文章でもあったのでカットせずに残すことに決めた。

このことをお話会の中でなりーさんに伝えると、なにか気付きを受け取ってもらえたようで、嬉しかった。

鵜呑みにするだけじゃなく、意見交換しながら磨き上げること

なりーさんのXより抜粋

<アウトロ>筆者の感想

アウトロは「楽曲の終わりの伴奏部分のみを言う」そうだが、わたしは自分の感想の意味合いで使ってみた。
 
ここでもだらだらと書いてしまった部分を削って、より要点がまとまった文章に修正いただいた。
確かに読み直すと「うん、なくても全然いい!」と納得でき、今の自分じゃ気付けないものだと感じた。

**余談**

初めてoutroという言葉を知ったのが、おそらくBTSの曲だった。このアルバムもintroから始まって、outroで終わる1枚だったと記憶している。
*実際はintroもoutroも曲名ではないし、最後の曲は別なものだったが……

☕お話会

まず聞きたかった同郷のこと。
市は違えど、りんご県出身なのは共感を生み、嬉しかった🍎

正解がないからこそ得意になれなかった、という読書感想文の話は、右に同じです!!と共感しかなかった。
他の部分でも、そうですよね!とライティングに関連することで共感できたのは、垣根なく接してもらえたからこそなのかなと感じる。

イベントレポを書いてみた結果、ずっと気になっていた1件にかかる時間について聞けたのも有益だった。
たとえば、企業で働いたとき、時給1,600円/拘束時間7時間とすると、1日あたりは11,200円になる。
それと同等の金額を受け取るとすると、どのくらいの時間内で済ませるのが理想なんだろう、と。

数字にするととてもリアルになる。

フリーライター1本の生き方を選ぶのか、ライターとしても月に何本か執筆し、副業としての働き方という選択肢が自分にとっての理想なのか。

もちろんお金がすべてではない。時間も有限だ。
理想の生き方に近づける選択肢の中に今わたしはいる。
どんな選択をして、どんな歩を進めるのか、わたし自身が一番わくわくしている。



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