見出し画像

菅田将暉沼の入り口について①


毎日毎日菅田将暉のことを考えているけれど、実はまだ菅田将暉歴3年、ひよっこである。
どう足掻いても抜け出すことのできないこの幸せな沼に落ちてしまった経緯について記しておきたい。

実は、最初の印象はよくなかった。
某携帯電話会社のCMに突然現れた鬼さん。なんかテレビとかで名前よく聞くなぁ。まぁ今流行りの雰囲気イケメンってやつだろう、きっとすぐまたいなくなる。彼のことを何も知らないのに、若手俳優をちょっと上から目線でみてる自分が好きだったのであろう。

もともと妻夫木聡、長瀬智也、オダギリジョー、など、割と濃いめの男顔が好みだったので、この頃のちょっと薄顔ブームに逆らってみたかったのだと思う。(今思うと菅田将暉は全然薄顔ではない。眉毛とは髪型によって自由自在に変化する。)まぁそんな感じで、断固として菅田将暉の良さを認めない、っていう謎の抵抗感があった。

当時、住みたい街ランキング1位のある街で働いていた私。先輩が菅田将暉の大ファンで、映画の撮影舞台がまさにこの街。「今日菅田くんが撮影に来ている!」とキャーキャーする先輩に、内心(何がいいんだろう)と思っていた。

(今はあの頃の自分をぶん殴りたい、仕事終わりにあの場所にいけば会えたのに!!)


まぁそんなこんなで、最初印象が良くない人ほど、実は気になる存在で、いつのまにか恋に落ちちゃうというのは恋愛漫画によくあるパターン。まさにそれであった。

伏線はいろいろあった。
愛してやまない漫画、「溺れるナイフ」の主人公コウちゃん役が菅田将暉だというのだ。
私のコウちゃんを?菅田将暉が?もう、ほんと芸能界って売れてる人を出せばいいと思ってるんだから!と公開中は観なかった。
後日配信された時に「どれどれ、みてみるか」と観たところ衝撃をうけた。

そこに、漫画の通りの、いや漫画以上の無敵で特別で唯一無二のコウちゃんがいたのである。

(ここで、溺れるナイフを知らない方向けに簡単に説明すると、田舎に住む神主一族であるコウちゃんは全てにおいて特別で全能で破天荒で、誰も逆らえない、神さまみたいな少年。両親の都合で都会から田舎に来ることになった美少女モデルの夏芽はコウちゃんと出会い、やがて恋をして、、というストーリー。ただのラブストーリーではなく、ある事件をきっかけにかなりヘビーな展開になる、鬱展開ストーリーです。)

コウちゃんと夏芽は圧倒的に特別な存在でなければならない。そうでなければ実写はなりたたない。
そんな2人を菅田将暉と小松菜奈は見事演じ切った。
漫画を観てない人は映画だけだと正直ストーリーは分かりにくいと思う。それでも2人の特別感というのは観るだけでわかるし、10代特有の輝きを2人は放っていた、本当に美しかった。

(あれ?菅田将暉、、やるやんけ。めっちゃ金髪似合うじゃん。)と思ってきた私。

基本暗めの邦画が好きなので、いろいろ観てると、やっぱちょいちょい出て来る菅田将暉(と綾野剛)

大学生の時の愛読書「生きてるだけで、愛」の津奈木役も菅田将暉。
邦画をみる上で菅田将暉(と綾野剛)を避けて通れないのか、というくらいよく私の前に現れてくる。

そしてついに沼の入り口があらわれるのである。続く、、。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?