じたばたしない!だいじょうぶだから
毎年この時期は「もうあかん→→→あかん→あかん→ダウン(*_*;・・・」ということが多いのですが、やっぱりダメでした。ひどい頭痛その他もろもろで1週間近く寝込んだ後、週明けからゆっくりと活動再開。こんなとき、「無職」のありがたさが身にしみる~(笑) 仕事があったら、こんなペースで動くゼイタクはできないよなあ。子育て真っただ中のお母さんお父さんたちも、自分のことは後回しで無理をすることが多いですよね。本当にお疲れさまです(*´ω`)
「病院に行ったの?」「薬は?」「栄養つけないと!」
・・・いやいや私の場合、いちばんの治療は、ただただ体を休めてじっとしていることなのです。食べたくなければ無理に食べません。内臓だってたまには休みたいのでは?ふだん、人よりもよく食べているから、水分さえきちんととっていれば、3,4日はじゅうぶんもちます。
もちろん、命にかかわるような事態ならそうはいかないでしょう。そんな経験もなく無事に還暦まで生きてこられたことに感謝!特に今の時期は。
寝込んだ1日目は「なんでこんなことになったんや~。」と、一人で生活反省会?をするのですが、もう、気を付けていても何をしても、ダメなときはダメなんや・・・という気がしてきました。
「じたばたしない。時間が来れば治るんやから。」
そういえば、以前一緒に仕事をした小学校の養護教諭がこんな話をしていたのを思い出しました。
「筋肉痛や打ち身などの痛さが理解できず、今すぐなんとかしてほしいと訴える子が多い。経験を積めば、これぐらいの痛さが、どれぐらいの期間続いて、だんだんとこうなって・・・と変化が分かるのだが、それがないと見通しが持てないから焦るのだと思う。」
そうですよね。ただ、これは経験不足だけが原因ではないのかもしれません。今の社会では、大人もまた、すぐに解決しないことに対してこらえ性がなくなっているのです。世の中、分からないこと・できないこと・どうにもならないことの方が多いのは当たり前で、それを上手にやり過ごすのも大事ではないでしょうか。ただガマンしろ、と言ってるわけではないですよ。別の道がありそうなら試してみる。でも、あきらめないといけないときは、潔く切り替える。そしてじっと待っていれば、後になってから意外な道が開けることもある。そうした「何もない」状態に耐えられる強さがほしいと、私は思うのです。
今と違って小食でガリガリにやせていた子どものころの私は、冬になるといつも指にひどいあかぎれができてつらかったのを思い出します。3月、「奈良のお水取り」が終わるころにふと自分の手を見ると、あかぎれが少しずつ消えていて、ささやかな幸福感がこみあげてきたものです。
おばさんになった今は花粉症に悩まされています。今回も抵抗力が落ちて結膜炎やらヘルペスやらにさんざん痛めつけられ・・・。それでも毎年、シーズンの終わりごろにふと気が付くと「あれっ、鼻が詰まってないぞ!うれし~」という朝が来て、その時もやはりささやかな幸福感を味わうのです。
その日を楽しみにして待つことにしましょう。「じたばたしない!」