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処方箋のない診断やアセスメントに嫌気がさしてきたら

頭痛や湿疹など病院にいっても原因がわからない症状ってありますよね。何のために時間をかけて待っていたんだろうとか、違う病院で同じこと言われたんだけどなぁ・・・と諦めることあると思います。

あるネガティブな症状が出ていることはわかるのだけど、それをどう対応していったらいいのかわからないのはつらいです。

NPOの伴走支援をしていると、NPO経営に関する診断疲れ、アセスメント疲れ、コーチング疲れの団体さんとお話することがちょくちょくあります。

完全なるフィクションですが以下のようなコメントです。

あれだけ時間をかけてアンケートやヒヤリングに取り組んで、団体の強み・弱みについてご指摘いただいて、ファンドレイジングを強化するべきと提言をうけました。その上で、クラウドファンディングに取り組んでみては?と言われたのですが、実際にやるために何をしたらいいかの段取りについて提示や支援はなくて結局やりきれなかったのです・・・

ずいぶん前からファンドレイジングが課題としてわかっていることを、いろんなフレームワークで分析した結果が、新規寄付者獲得に向けてアプローチすべきとか、企業寄付をより多くもらうように体制を整えるのがよいなどを提言されたとしても、「うん、それは知ってる」となります。

また、既存の寄付者とか、理事とか職員にファンドレイジングに関することをヒヤリングして、定量的・定性的に思っていることを伝えられたとしても、「期待値はわかりましたが、課題はそれ誰がどうするのかなんです」となるわけです。

NPOのファンドレジングは何ヶ月もかけて分析する必要はなくて、①用意した寄付の方法を、②周りの人とのコミュニケーションの中でお願いしていく作業を、③誰とどう分担してやるか、の3つをどうするかを考えればいいだけです。

詳しくは以前書いた以下のnoteを参照してください。

例えば、団体には賛助会費を銀行振込で集める方法しかなかったとしても、それを周りの人にどうお願いしていくかを決めて、活動をしていく中で出会った人たちに必ず伝えるようにする。それだけでも活動まもない団体さんでも十分にファンドレイジングできたりします。

できない理由を時間をかけて分析しても意味はなくて、やれることを時間をかけてコツコツやっていくことにファンドレイジングの意味があると思います。

このやれることをどう決めて、周知していくのかが大事になります。ここにノウハウや成功事例を知っている人がいると、成果がでる可能性がぐっと高まります。それが第三者の伴走支援者をつける価値があるところです。

よく外部の第三者にファンドレイジングを丸投げできると勘違いしている団体さんいますが、今の日本でそんな都合のよいサービスはないです。そこはあきらめてください。

処方箋のない診断やアセスメントに嫌気がさしてきたら行動する合図です。伴走支援者と共に、行動していきましょう。


今回のnoteはいかがだったでしょうか?私は、NPOの伴走支援を仕事にしています。関心を持たれた方は公式LINEのチャットやホームページの問い合わせからご連絡ください。



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