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喋り手の個性に共感してもらうための話し方

共感の様々なレベル

寄付集めをしているNPOの場合、ご寄付をお願いするために様々なお話をする機会があるはずです。そうしたトークを通じて、聞き手が共感してくださるわけですが、それには様々なレベルがあります。

ラジオの放送作家でオードリーや伊集院光などのパーソナリティと番組づくりに携わってこられた藤井さんの書籍:トークの教室では以下のような表現をされています。

結局のところトークは、自分が喋ったことを相手に共感してもらい、できればそれで楽しんでもらいたいのだと思います。共感といっても、

「完全に同意する。あなたの言っている通りだ」

というものだけではありません。それだったら、「徹夜は体によくない」とか「人のものを盗んではいけない」とか「戦争はよくない」とか言っていればいい。誰だって「もちろんそうだ」と共感してくれますから。

そうではなく、あなたが経験したことや、あなたの考えや思いを語ったことに対し、

「私にそういう経験はないけど、同じ立場におかれたらそうするだろう」

という共感もあれば、

「同意できないところもあるけど、言わんとすることはわかるよ」

という共感もあれば、

「よくわからないとこもあったけど、なんか面白かったよ」

という共感もあるということです。喋り手の「個性」を聞き手側に「共感」してもらうもある。

P232-233一部今給黎が編集

完全な共感、一部共感、たぶん共感できる、なんとなく共感できる、喋っている内容よりも人への共感といったことです。

完全な共感をしんどく感じる人もいる

NPOの場合は、社会をよくしたいとか、困っている人を支えたいなど、完全な共感につながるお話することが多いと思います。そうしたお話に響くのは聞き手が当事者性を持っている人とか、運営関係者など限られた人たちになるのではないでしょうか。

もちろんそうした強い共感も大切なのですが「応援したいけど、そこまで重いとちょっとしんどいな・・・」など少しライトな共感度を望む人がいたり、団体の活動のことはあまり関心がないけれど話し手の代表さんは面白い人だな、という理由で応援してくれる人は多いものです。

寄付集めを始めて、最初にご支援してくださるのは共感度が高い人たちです。こうした人たちは本当にありがたいですが、数はそれほど多くはないので、しばらくすると寄付が頭打ちになる時期がきます。そこを乗り越えて幅広い人たちからご支援いただきたいなと思った時は、ライトの共感や喋り手の個性に共感してもらうことも大事になります。

一般的な話が裾野の広い寄付者への接点になる

そうなってくると、毎回まじめな話をするのではなく、すこし一般的な話をしたり、面白いエピソードをお話することもすることも裾野の広い寄付者あつめには必要になってきます。

このことを知って、私自身そうだったのか・・・もっと早く知っておけばよかった!という気持ちです。というのも私自身ファンドレイジングに関する音声版のnoteを作成していますが、完全な共感をねらった話しかしていなかったからです。

音声noteを作成する前に一般的な話をしようと試みたことはあるのですが、そうした話っていざやってみると全然できないんですよね。

なぜできないんだろう・・・と考えると、何かしらの自分はそんなフリートークはできない!というメンタルブロックがあるんだなと気づきました。

そんな脳内のブロックが外れたのが本書の以下の表現でした。

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3,496字

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