オンラインで見込み客や見込み寄付者を増やすために1番伝えるべきこと
新規のクライアントや寄付者を、ホームページやSNS、メールマガジン、ブログ等のオンラインで募る場合、伝える情報によって、相手に「会ったことはないけど、なんか信頼できそうだな」と思ってもらうことが大切です。
私の場合、NPOの伴走支援のサービスを提供していますので、それについて問い合わせをしてもらうために、ホームページでは伴走支援のコンセプトやサービス内容、金額感を掲載しています。
このホームページの内容は静的なもので、ほぼ変更はこれまでしていません。それでもホームページは仕事の受注につながっていると思います。
これまで私にお仕事の依頼をしてくださったクライアントにお伺いしてわかったのは、SNSやnoteで情報を提供していても、それだけだとお仕事の発注までには進まないということ。
もちろん、SNSやnoteの投稿によって「おもしろいことを言っている人だな」「ためになる情報だな」「なんかよさそう」と思ってはくださるようですが、仕事を依頼できる存在としては認識はされません。
不思議なのですが、ホームページがあると「あ、この人はお仕事をお願いしてもいい人なんだ」と認識されます。
NPOでFacebookのベージしか持たない団体さんがありますが、寄付が集まらない原因はノウハウうんぬんの前にホームページがないことだったりします。
仕事をお願いしてもいい人として認識されると、次に「本当に大丈夫な人なのかな?」と関心領域が変わっていって、改めてSNSや、noteを確認した上で、大丈夫かどうかの判断をしてくださいます。
「ためになる情報発信をしてくれているし、大丈夫そうだから、仕事を依頼できる機会があったら連絡しよう、今はその時期ではないけど、公式LINEやメルマガを登録してつながっておこう」こんな感じで継続的にチェックしてくださるようになります。
こうしたことから、見込み客・見込み寄付者の認知は以下が想定されます。
①SNSやnoteなどでなんかよさそうな人と認識される
②ホームページで仕事をお願いできる人と認識される
③改めてnoteを読んで仕事を依頼するに足りる「大丈夫な人」と認識する
④公式LINEやメルマガなどで継続して情報を得たいと思ってもらえる
そして、さらにご自身のお仕事等に役立つなと思ってもらえると、
⑤有料マガジンや有料メンバーシップへ加入してもらえる(NPOであれば寄付や購入につながる)
⑥個別の仕事の依頼をしてもらえる
こう説明すると、SNSやnote、ホームページ、公式LINEなどを用意することが大事のように聞こえるかもしれません。
過去の私もそうで、情報提供→見込み客の絞り込み→信頼性向上→仕事依頼の仕組みさえつくれば仕事獲得につながるであろうと思っていました。
頑張ってこうした仕組みを数日でつくることはできましたが、しばらくは受注にはつながりませんでした。
なぜつながらなかったのか。
それは相手が「この人は大丈夫だから仕事が依頼できそうだ」と判断できるまでの情報量が足りていなかったからだと思います。
この仕事を依頼するに足りる「大丈夫かどうか」の大丈夫にはいろんな意味が含まれています。
例えば以下のようなものです。
仕事を依頼するに足りる知識やスキルを持っているのか
NPO業界でのつながりがあるのか
クライアントが複数いてコンスタントに仕事をしているか
できないことをできると言っていないか
情緒は安定しているか
仕事を継続できる健康状態を保っているか
数年の経歴がたどれるか
極端な思想を持っていないか
これらのことをnoteやSNS、ホームページにて情報提供を継続的にしていくといいわけです。
寄付集めや商材販売等のランディングページとWeb広告の組み合わせで見込み寄付者や見込み客を増やしていく方法はお金がかかります。そのため元手がない個人事業主やNPOはいきなりそうした方法はとれません。
資金をかけずに、地道に発信活動を続けて信頼してもらい、お仕事を得ていくには、仕事を続けながら多様な情報を継続的に発信していく必要があるのです。
そうすることで「あの人は、この仕事をやめずに続ける覚悟を持っているから、そういう人に仕事をお願いしたい」と伝わっていくのです。仕事は覚悟を持った人に集まってくるものです。
ここまでで、そういうものかと理解はできたけれど、
どう伝えていったいいかわからない・・・
そもそも継続的に情報発信できないよ・・・
そう思われる方もいるかもしれません。
私も最初はそうでしたが、時間をかけてひとつひとつクリアしていきました。そのノウハウをまとめたnote作成法をマガジンにまとめています。関心がある方は是非読んでみてください。
オンラインで見込み客や見込み寄付者を増やすために1番伝えるべきことは、提供サービスや事業をやめずに続ける覚悟であり、それを伝えていくには、多様な情報を様々なツールをつかって発信し続けるしかありません。そこが基本と心得てやってみてください。
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