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息子への手紙

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1979年以来「浦安ニュース」に30年以上に亘って書いた文章の内から、息子達へ伝えておきたいものだけを選り出して編集したものです。 執筆時の時代背景や時勢を反映した内容の文章もあ…
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#息子への手紙

長男亮爾と私との勝負の歴史 #② 【息子への手紙】

長男亮爾と私との勝負の歴史 #① からの続き (5)四回目の勝負 亮爾は、その後3回高校を変…

長男亮爾と私との勝負の歴史 #① 【息子への手紙】

(1)君とは、何回も勝負したね。 君は1歳で歩き始め、1歳6ヶ月頃には、20曲くらいの歌を歌…

パリへ、家族の珍旅行 【息子への手紙】

4月26日 6時起床で10時40分、成田発の北極海の上を飛ぶ飛行機の窓から、果てしなく続く雪原に…

パリは寒いか? 【息子への手紙】

元気? パリは寒いんだろう? 今年の浦安は暖かい! もう梅の花が咲き始めた。太爾(たいじ)…

パリの旅を有り難う! 【息子への手紙】

フランスに居る君を見に、妻と向爾(こうじ)の3人でパリに行った。 7月23日の朝5時過ぎに中…

成功の階段が近づいた! 【息子への手紙】

パリ行きが決まったそうでおめでとう! 凄いじゃないか。 グレートクリップ美容室では技術を…

男と女の関係 【息子への手紙】

「彼女と一緒にいてトキめかない、どうしよう、別れるかもしれない」との、ニューヨークの君からの電話だと言う。この1月に結婚の披露宴をしたばかりなのにどうしたのだ。母さんがいろいろ話していたが、私は電話に出る気がしなかった。 「何も言うことはない、ほっとけばいい、なるようになるさ」と。 ところでその後どうなった? 何も言ってこないところをみると上手くやっているのかな。君がアメリカの娘と結婚すると言った時「アメリカで生活する間は良いが、日本に帰ってくるのならばその時足手まといにな

出発の時 【息子への手紙】

「グレートクリップ美容室」への就職おめでとう! 一人でニューヨークに乗り込んでアパートを…

子供の名前に込めた親の願い #③ 【息子への手紙】

子供の名前に込めた親の願い #② からの続き (3)三男には「向爾(こうじ)」と命名 「向…

子供の名前に込めた親の願い #② 【息子への手紙】

子供の名前に込めた親の願い #① からの続き (2)次男は「太爾(たいじ)」と命名 小学校…

子供の名前に込めた親の願い #① 【息子への手紙】

(1)長男には「亮爾(りょうじ)」と命名 早大大学院で尊敬していた師事教授の野村平爾先生…

学生でクレジットを組むのはダメ! #② 【息子への手紙】

学生でクレジットを組むのはダメ! #① からの続き 例えば、今とてもお金が欲しい時、強盗で…

学生でクレジットを組むのはダメ! #① 【息子への手紙】

日本信販から電話がかかってきた。 「電子ピアノの代金17万円のクレジットが、月々13,000円の…

「凄い奴を探せ!」それが君の今やること #② 【息子への手紙】

「凄い奴を探せ!」それが君の今やること #① からの続き 当時私は結婚して子供も一人できて、最後の勝負をかけた司法試験に失敗し、「これが最後と約束したけど、もう一回だけ働きながら試験を受けさせてくれ」と女々しくも諦めきれずに周囲に頼み込み、セミナー会社で働いていた。 1976年の7月、青森に向かう途中、三沢空港から青森に行こうと待合室に行ったら、そこに、異様におでこの秀でた「知性の塊のような顔」の人が居るのに気がついた。 「あれこそ邱永漢だな」と直感し、「邱先生ですね、私