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息子への手紙

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1979年以来「浦安ニュース」に30年以上に亘って書いた文章の内から、息子達へ伝えておきたいものだけを選り出して編集したものです。 執筆時の時代背景や時勢を反映した内容の文章もあ…
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#育児

「凄い奴を探せ!」それが君の今やること #① 【息子への手紙】

大学の建築科に入ったけど授業が面白くない。将来建築設計士になる気もない。 先生と親に勧め…

大学を辞めたい!? 大馬鹿者! 【息子への手紙】

大学を辞めるって? 何の為に? DJをやる為かい? 音楽関係の仕事をしたいからって? 大馬…

ファミコンと勉強 ― 大学へ行け! #② 【息子への手紙】

ファミコンと勉強 ― 大学へ行け! #① からの続き 私は福岡の農家の次男坊だから、大学など…

ファミコンと勉強 ― 大学へ行け! #① 【息子への手紙】

「勉強なんて嫌いだ!」 「お母さんがうるさく言うからヤル気がなくなる!」 「お父さんは一番…

遊びと喧嘩と本当の勉強 #①【息子への手紙】

この夏休みはウーンと遊び、一つぐらいは勉強もしたかな? 中学三年の君を見ていると、この夏…

心の食べ物 その1(後編) 【息子への手紙】

中編より その年、私はPTAの会長だったので、卒業式で祝辞を述べた。 皆さん、卒業おめで…

心の食べ物 その1(中編) 【息子への手紙】

前編より 私は、遙か昔の自分の姿を思い出していた。 私が小学四年生の時、国語の時間に短歌を書くことになった。学校の周辺をみんなで山に登ったり、小川でカニを捕ったりした後、「川は、下へ下へと流れて行って、やっと着いたは海だった」と、書いて出した。 どうしたことか、先生が「浩一君の短歌が素晴らしい!」と、褒めてくれたのだ。何となくそう書いただけだった私は、ビックリしたが嬉しかった! 人から初めて褒められた時だった気がする。 私より頭の良かった井上君が「先生、それは字余りでは