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仕事ができる人に共通する思考法
本日は「識学PDCA」についてアウトプットしていきます。
■数値化とは「PDCA」を回すこと
「自分の1日の行動を数字で考えること」
多くのビジネスパーソンは、半年や1年で目標を設定しているのではないでしょうか?
しかし、ゴールを漠然と目指している状態だと中だるみしてしまい、あとから焦ってがんばるようなことになってしまうものです。
それを防ぐために、大きな目標を「1日ごと」に分解するべきです。
それは「PDCA」というフレームワークを使って以下のように説明することができます。
「P(プラン):計画」数値化された目標→例「400ページの本を読み切る」など
「D(ドゥ):行動」計画を基にした具体的なプロセスや行動→例「1日20ページずつを読む」など
「C(チェック):評価」上司が与える評価、あるいは自らによる振り返り→例「1日の終わりに、読んだページ数を確認する」など
「A(アクション):改善」評価を基にした反省と次の改善点→例「明日はどうやって20ページを読むかを決める」
このように、数値化を受け入れて不足を満たすことと、「PDCA」を考えることには共通する部分があります。
■識学流PDCAの考え方とは
上記にもあるとおり「PDCA」の「P」は「計画」を意味していますが、識学においてはこの「P」に時間をかけないことが重要なのだといいます。
人間は、「計画を立てるとき」にもっともテンションが上がるものです。
たとえば旅行の予定を考えたり、お小遣いの使い道を考えるなど、まだなにも実行していないときは気持ちだけが上がるわけです。しかし、そこには「計画を立てるだけで安心してしまう」という落とし穴があるのも事実です。
「400ページの本を読み切る」を「P」とした上記の例でいえば、大切なのはその最初の日に「D」20ページを読むことであるはず。にもかかわらず計画を立てただけで満足してしまい、「明日からがんばろう」と思う人が多すぎるということです。
計画は、実際に行動が伴ってこそ意味を持つものです。
計画での数字と、実際にやってみた数字とを比較し、素早く不足を埋めるアクションに移ることがなによりも大事なのです。
■数値化は「なんとなく」を許さない
ある商品を週に50個売ることを「P(計画)」としたとしましょう。
そのとき重要な意味を持つのが、日常的に数値化をしておくことです。
そうすれば、「今年はなにか変化が起こっているぞ」というような違和感にいち早く気づけるからです。
たとえば最初の週に40個しか売れず、10個が売れ残ったことを数値化しようとしたら、「店頭での見せ方が悪かったのかもしれない」「商品について聞かれたときの説明がよくなかった可能性がある」など問題点が見えてくるはずです。
消費者の行動が変わったり、他の商品に人が流れていたりなど、原因を探る行動をとることができるのです。
ところが、「先週より今週のほうがなんとなく売れ残っているな…」「そういえば今年は売れ行きが落ちている気がするな…」というように、なんとなく“感覚”で売っていたとしたら、変化に気づきにくくなってしまうでしょう。
しかも、すぐに動かずに問題を放置しておくと、とてつもなく大きな機会損失を生んでしまうことになるかもしれません。
そうならないためには、1日の売上を数値化し、週の目標の数字を把握しておく必要があるわけです。
もちろんこれはひとつの例に過ぎませんが、こうしたところに「数値化」の意義があるということです。
プレーヤーであってもマネジャーであっても、まずは「数字で評価される人」になれるようになりましょう。
以上、本日のアウトプットになります。
ありがとうございます。
少しでも誰かのためになれば幸いです。