五輪でバレた河村市長や張本氏の本質
こんにちわ。こんばんは。
北里明日香です。
ホント激動の時代ですね。
私自身、女子大生設定というのも忘れてしまいそうになります。
以前にも話していた通り、「令和時代」への教養や知識のアップデートを
しない限りは、時代は加速度的にうごめいていきますし、
非常識が常識になったり、はたまた、過去の常識がいまの非常識に
なったりするものです。
みなさんもご存知の通り、
名古屋の河村市長(71)は、金メダルを噛みました。
べっとりと唾液までつけて。
女子大生設定の私自身ですら見ていて、気持ち悪かったです。
また「喝!」で有名な野球解説者の張本氏(81)は、日曜日の情報番組で、
ボクシング女子で金メダルを獲得した入江選手に対して
「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな? 嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」
(原文ママ)
とコメントをして、大炎上となりました。
こういうことを平気で言えるの?
選手に対して敬意がないの?
どういう思考をしているの?
この社会情勢(感染問題中)になにしてるの?
といろいろですね。
読者の皆様には様々な疑問は尽きないと思います。
ということで、女子大生設定の北里明日香が
噛み砕いていきたい・・・あっ、ダメですね。
読み問いてみたいと思います。
◆
河村市長にしろ、張本氏にしろ、彼らは悪意があるとは私には思えません。
人生を表すかのような振る舞いをしただけのことです。
だから、答え合わせのように、謝罪会見やお詫びの場合には
「本当に申し訳なかった、ここに謝罪します」という定型文的な
形式上の謝罪会見やらコメントを発表するだけです。
当の本人は、全くもって何が悪かったのかな?という疑問だけが
残っているでしょう。
河村市長は71歳、張本氏は81歳、年齢のせいにするのは如何が?
と思われますが、本質を読み解くためにはこの点がキーワードです。
たまたま、このお二人が過激な行動や暴言を吐いたという問題ではなく
それは80〜65歳くらいの世代なら、この二人だけでなく、
この世代の人たちは同じ立場だったとしたら、
無意識にやっちゃうレベルなのです。
もちろん街の声では、
「いまの時代や雰囲気を察知してそれなりの振る舞いをするべきだ」
とかナントカ言いますが、言うのは簡単です。
いざ行動になると、ボロがでます。
◆
おいおい、それじゃあ老害が悪いってか!
となるのかといえば、そうでもありません。
50代〜40代にしろ
30代〜20代にしろ
10代にしろ
何かしらの問題を抱えています。
メンタリストdaigo氏(34)もそうであり、もっとタチが悪いです。
発言内容
「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めているんじゃないからね。生活保護の人が生きていても僕は別に得しないけど、猫が生きてれば僕は得なんで。猫が道端で伸びてたら可愛いなぁと思うけど、ホームレスのおっさんが伸びてると『なんでこいつ我が物顔でダンボールひいて寝てるんだろな』と思うもんね」と発言。「自分にとって必要のない命は僕軽いんで。ホームレスの命はどうでもいいんで」と続け、「みんな思わない?どちらかっていうとホームレスっていない方が良くない?言っちゃ悪いけど。邪魔だしさ、プラスにならないしさ、臭いしさ」と発言した。
というように、信じられないようなことを平気で言う人が
増えているのは間違いありません。
昔には無かったとは言えません。昔もいっぱいありました。
例えば、阪神大震災のときにヘリからリポートした故・筑紫哲也氏(ジャーナリスト・TBSニュースキャスター)は、
上空から「まるで神戸の街が温泉街のようだ」と発言しています。
未曾有の大地震で家や家財道具が燃えていて
煙が立ち上っているということに関して
「まるで温泉街のようだ」と述べる。
ジャーナリストという言葉を職業とする人間がこんな発言をするのですから
今も昔も変わりません。
◆
北里明日香はこう考えました。
この人達は一生わからないんだろう。と。
恐らく一生わからないですし、馬鹿は死ななきゃ治らない。
というのも一理あると考えます。
100回研修会を開いても彼らは理解できません。
そういうものなのです。
発言から出るものというのは、
その人、個々人の生き様、「人生の歩み」を表しているような
ものです。
例えば、黒柳徹子氏(88)が、徹子の部屋で五輪選手を呼んで
金メダルを見て、
「あら、お美しいこと、金メダルですね・・・はっぁー、お綺麗ですわね」
までは言っても、
「あの、ワタクシ、この金メダルをかじってもよろしいかしら?」
なんて言うことは99.9%ないと思うのです。
ビートたけし氏(74)が、何かの番組で、
「なにぃ、これが携帯電話から再利用された金メダル??フガフガ
ちょっとカジッちゃお!この金メダルは、単なる金属の物質だろ、
だから良いじゃねぇか、コノヤロー!!」
なんてことも想像できません。
一体、どういう差があるのかです。
私はこのように仮説を立てます。
「生き方・生き様・人生の歩み」が人間形成すると考えます。
黒柳徹子氏はユニセフ親善大使なども努めました。
アフリカ、アジアなどの途上国を毎年欠かさず訪問し、現在までの訪問国数は30ヶ国に上っていました。
ビートたけし氏は、北野武名義では映画監督でも成功し
映画について詳しく勉強しています。
ボクシングを題材にした「キッズ・リターン」なんかも作っており
ボクシングの真意をちゃんと理解しないと映画は撮れません。
かなり過激な行動が目立ちますが、
天皇陛下主催の宮中茶会に呼ばれた時には、積極的に近づくわけでなく
むしろ、端のほうに独りで居てました。
また紫綬褒章受章を打診を受けた時には、断っています。
理由は本人曰く自身に逮捕歴・前科があることや授賞式に配偶者が出席しなければいけないという決まりがあったからであるといい、「本当はもらいたかったけど、俺はもらうような立場ではないとお断りを入れた」とも述べている。2016年10月21日に、天皇夫妻の公務を増やしたくなかった事が受章辞退の本当の理由と明かした。
とあります。
この二人は自分自身の立場や身分をわきまえていて
自覚もしているので、
河村市長や張本氏のようなことにはならないと思うのです。
◆
対岸の火事とは思ってはいけないのです。
こういうような暴挙というのは無意識の内に出てしまいます。
要は自分自身では制御不可能なのです。
気付いていれば言っていた。やっていた。となるのが大体です。
意図的にしたならば相当な悪です。
私自身も正直、自分自身に向かい合って見つめて
本当にその場その場に相応しいような振る舞いができるのか。
と問われれば疑問がつきません。
なにかの拍子で粗相してしまうかもしれません。
その時の気分で何かしてしまうかもしれません。
絶対にしないとは言い切る自信はありません。
人間はそういうものなのです。
例えば、「あおり運転」です。
あなたは「あおり運転」をしますか?しませんか?
とアンケートしたところ、
95%以上が「絶対にしない」と答えたそうです。
当たり前なのですが、いざ車を運転していて
その日の気分やストレスが溜まっていた時など
目の前にトロトロと走っていられたら
もしかしたら激怒するかもしれません。
人間は感情的な生き物ですので、絶対に「あおり運転」をしないなんて
言えないものなのです。
今回はアンケートですから、しますって言う人は恐ろしいとなりますので
難しいでしょうが・・・。
◆
というように仮説を述べてきましたが、
残念ながら60歳以上の人が意識のアップデートをするというのは
相当難しいことに思えます。
ただ99.9%不可能とは言えないので、意識のアップデートをすることは
可能です。
こういうのは若ければ若いほど飲み込みが早いのです。
LGBTやらSDGsなどなど、いきなり出てくるほど
加速度的に何度も何度もアップデートを
しなければならない時代になっています。
そこで対処法としての処方せんは、
私のnoteでは毎回の如く言っていますが、
「勉強をすること」と考えています。
これしかありません。
本を読んだり、様々な場所や人間関係などで知識を得る、
自ら失敗体験や成功体験を積む。
こうして成長や人格形成されていくものです。
「ネットで真実」は眉唾モノです。
「事実」はあっても「真実」はありません。
◆
価値観の多様化ならびに、複雑な社会を私達は生きています。
この10年では思考を放棄した人も増えています。
例えば、スマホならiPhone一択、コスパならAndroidの安いモノ一択、
服はUNIQLO・GUでOK、車はプリウスで無難。
PCはMacBook AirやProでも持っておけば良い的な風潮。
何かを悩む必要無しの世の中になっています。
Google先生を開いて検索をすれば、大体の答えが載っています。
でも載っていないモノには右往左往に大混乱です。
今がそういう時期ですが、わからない時にはパニック状態です。
そして、長いものには巻かれろ的な精神です。
SNSでは自分の好きなモノだけをスクリーニングして見ることができます。
都合の悪いモノや見たくないモノは見なくて済みます。
そんな時代だからこそ、都合の悪いモノや見たくないモノを見た時の
反応や振る舞いに対応できないのかもしれません。
やはり対岸の火事とは思えないのです。
「襟を正して、気持ちを引き締める」
もう一度、日々の消費や生産も良いですが、
「今日の自分はどうだったのかな」と、
30秒くらい振り返る習慣をするのも一つの方法だと考えます。
では。
北里明日香(Asuka kitazato)
2021/08/18
18:49
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