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ヨーロッパ修行を振り返る~到着編~

さて、そもそも私が当初パリで勉強したかったレビューというものがなんなのか、を少しだけお伝えしておこうと思います。
私が主催しているManhattan96でも創作している、レビュー。
wikipediaによれば、

レヴュー(revue)は大衆娯楽演芸のことである。装置・衣装・照明といった視覚的な要素に重点を置き、音楽、舞踏、寸劇、曲芸などの演目を展開する。元来、フランス語(revue, 発音はルヴュ)で批評・調査を意味し、その年の出来事について風刺的に描く歌や踊りなどを意味し、19世紀末頃から大いに流行した。
レヴューは、オペラやミュージカルに類似した形式で、音楽、舞踏、寸劇をひとつの演目として展開する。しかし、それとは反対に一貫した筋書きには欠ける。お堅い題目よりはむしろ一般的なテーマを扱った楽しい出し物を揃え、ソロ・パフォーマンスとダンス・アンサンブルを交互に上演する。

というもの。
私はこのレビューが生まれた土地、パリで本場のレビューを見、学び、そして自分の創る新しいレビューに活かしたい!と考えたわけだったのです。

前回のログでは、ややフランスイケメンとのアバンチュールを期待している節の感じられる浮かれ感を醸し出していましたが、到着すればそこら中に、今まで見たことのない美しいものが広がっているわけで、もうそれに夢中。
フランス滞在中、決してフランスイケメンとの出会いがゼロだったわけではなかったのだが、とにかくレビュー探索と素晴らしい芸術を一つでも多く自分に取り込むことに燃えていた私は、実際全くそれどころではなく、
「YUMEKO、部屋においでよ」
などと囁く男の子たちに片っ端から、
「ごめん!私には今時間がない!なぜなら学びたいから!」
と返事していたわたくしでした。もったいないことをしたぜ。


・・・2018年6月4日・・・
パリに到着し、ややそこから郊外のヴァンセンヌという街にて、間借り生活がスタート。びくびくしながらも劇場に行きビールを飲むなど。

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皆様ありがとうございます。
1日に無事にフランスに入国しました!
慣れないことばかりでぷるぷるしながらも、新しい日々がスタートです。
いろんなことあって面白いです……!
空港から滞在先へ向かうタクシーに乗ったら、シェア相手に電話をするはずだったのですが、契約を見直したはずの電話が通信しない!!という早速のトラブルに半泣き。
混乱のため、いろいろ準備したはずのフランス語もてんで出てこず、英語の通じないタクシーの運転手さんに渾身の力で「Vous avez telephone?」
これで!個人の携帯電話を拝借して解決!!!
ボビーさんのマイズナークラスでやった、「想いが強けりゃ相手は動く!本気でお願いエクササイズ」を思い出しました。(名称は私が勝手に)
生きるか死ぬかの自分事にしてくれよ、と表現の場で自分にも他者にも思うことがあるので、日常から良いエクササイズだと思うことにします。
電車にも乗れるようになり、噂通りの美味しいパンもイラっとされながらも買え、今日は初めて、滞在先近くの劇場にいきました!
これがまた、信じられないぐらい駅から遠く、乗馬クラブだのテニスクラブだのばかりがぽつぽつ立ち並ぶ、「車でしか来ませんよ」な雰囲気出まくりの道を進み、この先行ったら行き止まりか、ロッキーホラーショーのお屋敷が出てくるのではなどと思いそわそわそわそわ歩いた果てに突然出現。
当日券も買え、カフェでビールも飲め、ノリノリの作品も楽しみました。
やはり劇場は居心地が良いです。
謎の独り身アジア人のわたしにも、やさしい。
開かれた場所なのだなと改めて。
ひとりで観たけどひとりじゃない。とっても幸せで満たされた気持ちになりました。
スリが怖いのでピリピリしてますが、なるべく開いた状態の自分で、過ごしたいなと思ってます。
また珍道中を報告します!


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画像1

フランスイケメンは蹴り散らしてもビールは飲みたい。

しかしこの写真、お化粧もちゃんとしてるし、ピンクのストラップは首からスリ対策の携帯電話をぶらさげている。今思うと、ああ海外初めて、という感じで、若干照れくさいものが・・・ふふふ。

この、パリ到着時のタクシーで学んだ、「想いが強けりゃ相手は動く!本気でお願いエクササイズ」(勝手に命名)は、この時だけでなくヨーロッパ生活約2年の間、ずっと役に立ち続け、私を助けてくれました。

日本語で生活するときにはちょっと忘れてしまう、「想いを全力で伝える」という行為。
自分の中に伝えるエネルギーはもっともっとあるのだということを、いつでも忘れずに信じていたいものです。
どんなときも、ピンチを出会いに変え、道を切り拓く、鍵なのだろうと思います。


次回は、「ルーブルにぐらぐら編」です!


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