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あと1品の人気者 知っているけど知らない味に出会える「ピーマンのスカスカ詰め」


一時、ピーマンを丸ごと煮付けて種も美味しいですよ、一緒に召し上がってと教室で出していたのですが
「やっぱり口当たりがどうも…」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
確かに全く気にならないというわけでも無いかもしれない、と思うようになり、それからというもの人に出すときはくり抜くようにしています。

そうすると、ぽっかり小さな穴。ここに何か入れれるのでは?へりがあり、溢れにくそう!そう思ったのがこのお料理の始まりです。これなら丸ごとのジューシーさも残せるかもしれない!
ピーマンの斜面が平面のフライパンに並べた時に、エキスを零さないのです。

みっちりと詰めなくても、何か入れ込むだけで…どうかしら?という出来心でとっても美味しい一品が出来上がりました。

(材料)
ピーマン 適量
アンチョビ ピーマン1個につき1/3本
モッツアレラチーズ(好みのチーズで。熱を通すと柔らかくなるもの)
オリーブオイル
塩、胡椒

マヨネーズ

注意点はピーマンを裏返す時もお皿によそう時も、エキスがこぼれないように、必ず穴を上に保って下さい。

ピーマンの種を取ります。
ヘタの周りを親指の爪でえぐるように、押し込んでいきます。

親指が痛い方は無理せず、包丁で切り込みを入れてみてください。

ヘタをひねりながら上に引っ張ってください。種が綺麗に取れます。取れなかった場合は水道でお水を穴に向かって入れて、下に振り落としてください。

ちぎったアンチョビを入れます。お好きな方は多めでも良いですよ。
こちらの具材は、シンプルにアンチョビのみ。

こちらは、モッツアレラチーズ&アンチョビ。

フライパンに多めにオイルを敷きます。全てのピーマンがギリギリ並ぶような小さなフライパンで大丈夫です。

火をつけない状態で並べて、中〜弱火で焼いていきます。
神経質に見ていなくて、大丈夫です。両面10分ほどかけてじっくり焼いても良いですし、少し、半生状態でも美味しいです。
ピーマンの薄皮が浮いてきてジュクジュクしてきたら裏返してください。

チーズを入れた場合はチーズが溶け始めるのを目安にしてください。

ピーマンの上部部分は焼かなくて大丈夫です。そこの部分がレア状になり、味と食感にコントラストが出来て楽しいです。これはチーズが溶けている様子ですが、わかりにくいですね。

お皿に盛り付けて、パラパラとお塩を振りましょう。

アンチョビだけのものは、マヨネーズを付けるのがおすすめ!口に入れた瞬間「ん!?」って思います。知っているのに、知らないお味です。

ピーマン嫌いな子供たちも、テーブルに並べておいたらつまみ食い。
もうまだ食べちゃダメよ、と注意しながら、内心はにんまり。ツヤツヤに光って、いかにも美味しそうですものね。

噛み締めると、じゅわっとジュースが溢れ、しっかりとした塩味のアンチョビの旨味、マヨネーズでこくとまろやかさがプラスされると、ちょっと止まらないお味です。
モッツアレラチーズが入ると、なんてゴージャス!たっぷりじゃなくて良いんです。一口タイプを半割りで十分!
レモン汁をかけても良いです。

これは、ぜひ色んな具材で試してほしい。
私のおすすめは粗くほぐした塩鮭にマヨネーズです!

本当に美味しいんです。
パンチェッタも美味しそう。油揚げやお麩を詰めてお出汁でお煮付けにしても良いですね。これぞスカスカ詰め。
もう季節が終わりのピーマンですが、これだけはお伝えしたくて書きました。
また来年たっぷりピーマンが手に入ったら、このレシピを思い出してくださいね、


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今井真実 MAMI IMAI /料理家
「新しいお月見」というプロジェクトに参加しています。 https://note.com/new_otsukimi みんながボランティアで運営しておりますので、もし良かったら上記アカウントにサポートいただければ、ありがたいです。 どうぞよろしくお願いいたします。