RENIERI(レニエリ)のチンタセネーゼ
レニエリのチンタセネーゼを求めてトスカーナ州はポッジボンシ(Poggibonsi)へ行ってまいりました。
特有の白と黒の模様。
これがチンタセネーゼの見分け方です。
餌は、とうもろこしや、ドングリが基本。
私は個人的にレニエリにチンタセネーゼがチンタセネーゼの中でも1番好きです。
毎回発注する場合は、600キロ単位とかなりのロットではありますが、気に入った使わせていただいております。
レニエリからのこだわり
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1. レニエリのチンタ・セネーゼの特徴と優位点:
レニエリではチンタ・セネーゼの流通を始める前に、この豚の生態、及び味に影響を与える餌を徹底的に調査しました。その調査に基づき、最良の健康状態で飼育出来る農家と契約を結び、また、チンタ・セネーゼの味を特徴を最も高めることの出来る餌の配合についても研究を重ねました。その結果、大麦、コーン、乾燥空豆を混合し餌に与えるとチンタ・セネーゼ本来の特徴のある味わいになることを突き止めました。
2. メスの肉質の特徴
メスの豚の方が肉質が柔らかく、また肉に臭みがなくまろやかである為メスを選別している。
3. DOPとnon DOPチンタ・セネーゼ
チンタ・セネーゼは誰でも飼育可能であり、DOPでないチンタ・セネーゼも存在しております。DOPは味の保証に結びつき、種と味を守るた細かい規定があります。規定は多岐に渡り、例えば、飼育方法、豚齢とともに段階的に守らなければならない飼育方法、餌の種類と量、と殺時の豚齢があります。
DOPの規定は種と味の特徴を守るのに必要な規則を提供しております。
4. 屋内飼育のチンタ・セネーゼ
レニエリのチンタ・セネーゼは全て屋外飼育ですが、中には屋内で飼育されているチンタ・セネーゼもいるかもしれません。しかしながら、チンタ・セネーゼは屋内に向いておらず、屋内で飼育すると多大なストレスを感じ、味も悪くなります。屋外でも広大な敷地の中で自由に生活しながら飼うことが必要です。
5. 他レニエリのチンタ・セネーゼの特徴
家畜を飼うことで最も大事なことは、その家畜の生態に合わせた環境作り、1頭1頭の状況を把握し大切にすることです。レニエリでは山の中をフェンスで仕切り、広大な大自然の中で飼育しております。また、チンタ・セネーゼは清潔好きな動物である為、常に清潔な水飲み場を用意しております。暑い日には体温を下げ、また寄生虫や虫から体を守る為に豚は水浴びをして体を洗える様、飼育場所には常に清潔な水が循環する池もあります。水浴びと同様、泥浴びもして体の健康を保ちます。
また、順調な発育を遂げる為に子豚の時は遊ぶ事が重要、大きなボールを与えて子豚は鼻で転がし毎日遊びます。
飼育環境には昼寝出来る木陰があり、太陽を浴びることも重要です。チンタ・セネーゼがきれいな空気を一杯に吸いながら太陽の光をたくさん浴びて動き回れる広大な敷地を用意しております。チンタ・セネーゼの黒い肌は紫外線に強く、日中は動きながら大量の日の光を浴びます。そして、日の光をたくさん浴びることによって脂肪は美味さと風味を増します。これらがレニエリのチンタ・セネーゼは他の生産者と異なり美味なる理由です。