一つの仕事が終わることは、新しい仕事の始まり

ここ数年でもっともお世話になっていた、とあるクライアントさんの仕事を今年は断りました。

その方とはもうかれこれ10年ぐらいのお付き合いで、一緒にたくさんのWebサイトを作って、一緒に運営を手伝いってきましたが、
ここ数年はその方のビジネスも上手く回ってなかったようで、いろいろ苦労されていました。

毎回のように値引きを求められ、支払いが半年以上遅れる日々。
これではお互いに疲弊していきます。
この先は、よりベストなパートナーを見つけていただく時だと、僕も覚悟を決めました。

十年一昔とはいいますが

これって、フリーランスでは、よくあることだと思うんですが、10年も同じ人と仕事をしているとお互いに状況は変わって当然なので、
お互いに求めるものが変わっていく中で、無理をしてまで続けるのは、ほんとはとても辛いことなんです。

クライアントにすれば、これまで気心知れたパートナーは、説明しなくてもわかる部分が多くて楽です。しかし、新しいパートナーを探すのは大変。

僕らフリーランスにすれば、仕事が減る怖さから、多少の我慢ならついそのままの関係を続けてしまいがち。

しかし、終わることのメリットって、ほんとはたくさんあります。

終わることのメリット

クライアントはより良いパートナーを見つけられ、それにより、新しいアイデアや機動力を得られます。
制作コストだって、今より下がるかもしれない。（逆に上がるかもですが）

僕らフリーランスは、時間が生まれることで、これまでできなかったことにも挑戦できるようになり、それによって今やりたいこと、今考えていることを理解してくれる、クライアントと出会えます。

お互いの道を歩み始めることができた

結果として、今回もそうですが、そのクライアントは、新しいパートナーを見つけて、僕から見ている分には、うまく行っているようです。
僕もまた、少し時間ができたことで、これまでできなかったことに挑戦しながら、
心配された売り上げダウンもなく（逆にアップした？）、結果としてお互いにとって良い道を歩み始めることができました。

ぬるま湯から出てみる

つまり、僕が言いたいことは、今のままの環境をそのまま続けることはぬるま湯に使っているようなもの、経済的にも安定はするけど、それほど上がらない。

10年のスパンで物事を考えると、ビジネスパートナーを続けると、ストレスも多くなりがちで、お互いに考え方ややりたいことが変わっていくのは当然です。

環境は自分から選んでいく

これは、どちらかが悪いということではなく、誰の責任でもない。

仕事も人生も、今の自分の能力が発揮できるような環境を選ぶことが大切で、
それには、ちょっと勇気を出して、自分から動いていきたいと思っています。

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