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【運用初心者必見💡】Web広告の基本指標について解説

こんにちは!IMAGICA IRIS 運用チームです。

本記事より、【運用初心者必見💡】シリーズの連載がスタートします。


今回は第1回、「Web広告の基本指標について」です。

「未経験から広告運用を始めたけど、業界用語が多すぎてついていけない…」
「Web広告の数値の背景や理屈を詳しく知りたい!」

こんな悩みをお持ちの方、必見です!


この記事では、Web広告の基本指標について体系的に理解出来るように解説していきます。



Web広告指標の全体像

Web広告の指標は、回数、割合、費用の大きく3つに分けられます。

回数の指標に分類されるもの
・インプレッション(imp)
・クリック(CL)
・コンバージョン(CV)

割合の指標に分類されるもの
・クリック率(CTR)
・コンバージョン率(CVR)

費用の指標に分類されるもの
・インプレッション単価(CPM)
・クリック単価(CPC)
・コンバージョン単価(CPA)

(厳密には上記以外にもまだありますが、今回は分かりやすくするために割愛しています)


Web広告の基本指標一覧

それぞれの指標と意味・計算式は以下のようになります。


これをそのまま丸暗記しても良いのですが、
広告運用を行う上では、例えば「CVを増やすためにCLを増やそう。」など、各指標の相関関係を踏まえて改善策を考えていくことが基本です。

ですので丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか?」体系的に理解することが大切です。


Web広告の流れ


Web広告の指標を理解する上でまず抑えておきたいのが、
Web広告の流れ【ユーザーが広告に当たってから具体的なアクションを起こすまでの導線】です。

一般的なWeb広告の流れ


例えば、英会話スクールの無料体験予約を促す広告配信を行うとしましょう。
この場合の流れは以下のようになります。

①(ユーザーに広告が)表示される

②(ユーザーが広告を)クリックして申込ページに飛ぶ

③実際にアクションを起こす(予約する)


回数の指標

上記の流れにおける指標と意味は以下のようになっています。

①広告が何回表示されたかを表す指標
インプレッション(imp)

②何回クリックされたか(申込ページに辿り着いたか)を表す指標
クリック(CL)

③何回アクション(予約)されたかを表す指標
コンバージョン(CV)


これらの指標は全て「回数」の指標に分類されます!

表示 → クリック → コンバージョン

この一連の流れと指標をセットで頭に入れると理解しやすいです。


割合の指標

次に割合の指標ですが、割合の指標についても先程のWeb広告の流れを踏まえると分かりやすいです。

広告が表示されたユーザーのうち、当然ながら全員がクリックする訳ではありません。
実際どのくらいの割合でクリックされたのでしょうか?

その割合がクリック率(CTR)です。
CTRは、広告が表示されてから実際にクリックされた割合です。

ですので、CTRはインプレッション(表示回数)が母数になり、
計算式は以下のようになります。



コンバージョン率(CVR)も同じ理屈で考えれば簡単です。

コンバージョン率は、広告が表示されて実際にクリックされたうち、そこからさらにコンバージョンに至った割合です。

CVRについてはクリック数が母数になりますので、
計算式は以下のようになります。


Web広告の流れ(まとめ)

費用の指標

最後は費用の指標についてです。

まずクリック単価(CPC)から解説をすると、
CPCは1クリックに対して支払った金額のことを指します。

ですので計算式は以下のようになります。


同じく費用の指標として
インプレッション単価(CPM)がありますが、
こちらは1,000回の表示に対して支払った金額のことを意味します。

1回ではなく、1,000回表示に対する金額なので注意しましょう。

計算式は以下のようになります。

Web広告では、広告主がどのように費用を支払うのか【課金形式】を予め選択して広告を配信します。

その課金形式には
CPC課金CPM課金があり、

CPC課金の場合は、ユーザーが広告をクリックした場合に広告費用が発生します。
(逆を言えばクリックされない限り広告費用は発生しません)

例えばクリック数が100回でCPCが100円だった場合、
広告費用は100回×100円で10,000円
ということになります。

CPM課金の場合も同様に、1,000回広告が表示されるごとに広告費用が発生します。

このように、広告費について理解する上でCPC・CPMは欠かせない指標になります。


費用の指標、最後はコンバージョン単価(CPA)です。

CPAは、1回のコンバージョンに対して支払った金額のことを指します。

ですので計算式は以下のようになります。

CPAは、Web広告のKPIとして用いられやすい指標です。
1コンバージョンにかかる費用が少なければ少ないほど多くのコンバージョンを獲得出来るため、CPAを出来るだけ抑制して運用していくことが高パフォーマンスの鍵となります。


Web広告指標の図解(まとめ)



まとめ

今回はWeb広告の基本指標について解説しました。

Web広告にはたくさんの指標がありますが、仕組みと一緒に理解すればそれほど難しくないのではないでしょうか。

この【運用初心者必見💡】シリーズでは、
「Web広告の運用初心者でも分かりやすい運用知識の発信」をモットーにWeb広告運用の基本的な考え方や、初心者が陥りがちな悩みを解決するヒントとなるような内容を発信予定です。

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