文化庁メディア芸術祭25周年企画展にお邪魔してきました!
こんにちは、イメアカラボスタッフです!
寺田倉庫で開催されている「文化庁メディア芸術祭25周年企画展」の内覧会に参加させていただきました。本日はその展示の様子をお届けしたいと思います。
メディア芸術祭とは?
メディア芸術祭自体は前回の第25回開催以降、新たな作品募集はしていませんが、今回の25周年企画展は歴代受賞作品の中から約50作品が紹介されています。
メディア芸術25年間の歩み
受賞年ごとに作品が並んでいるので、メディア芸術の歴史を辿るようにしながら、作品を見ることが出来ます。
上の写真は記念すべき第1回のデジタルアート(インタラクティブ)部門の大賞受賞作『KAGE』(plaplax)の関連作品『KAGE‐table』です。
コーンに触れると、影が様々に動くインタラクティブアートです。コーンの影がヒト型に変わったり、お花が出て来たり…と楽しい仕掛けになっています。受賞作『KAGE』は床にコーンが置かれてさらに大きなインスタレーションだったようです。25年前の作品と聞くとびっくりですね。
マンガや映像作品、インタラクティブアートなど多種多様な作品が並びます。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』や『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『時をかける少女』など、人気ゲーム・アニメーションも展示されています。自分の好きだった作品を見つけるのもよし、展示を見て気になった作品をこれからチェックするのもいいですね。
受賞作家さんのサイン色紙がずらりと並ぶ豪華なコーナーや、歴代のメディア芸術祭ポスターが張り出されていたり、受賞作年表があったりと歴史を感じられるコーナーもいたるところにありました。
実際にメディアアートを体験、マンガも読めます!
会場奥の寺田倉庫Eホールのほうへ進むと、メディアアート作品を実際に体験できるエリアが広がります。
第20回アート部門の優秀賞である『Alter』(『Alter』製作チーム 代表:石黒浩/池上高志)は目の前に立つ人の動きを真似るロボット。しかし、ただ同じ動きをするのではなく、思うように真似できなかったり、徐々に動きを学習したりと、生命体っぽさを感じるロボットです。
2階にあがると、ブラウン管テレビを使った『Braun Tube Jazz Band』(和田永)がありました。こちらは第13回のアート部門優秀賞で、微弱な電気によって、画面に触れると音が鳴るアートです。内覧会当日は作者の和田さんによって、ずらりと並ぶブラウン管が軽快な音楽を奏でていました。
実際に触って音を鳴らしてみることもできるので、ぜひ演奏にチャレンジしてみてください。
B&C HALLに戻って2階にあがると、マンガライブラリーが広がります。
歴代のマンガ部門の受賞作品をゆっくり座って読むことができます。
同じくB&C HALL2階奥では文化庁が主催するメディア芸術クリエイター育成支援事業の成果プレゼンテーション等も実施されていました。今新しく生まれているアートにも注目です。
メディア芸術祭25周年企画展は2月14日(火)まで!!
多種多様なメディア芸術の展示を通して、技術の進歩や社会情勢の変化を感じることのできる展示になっていました。みなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
開催概要
天王洲アイル駅から徒歩5分ほどのところにありました。会期残りわずかですのでお気を付けください!
展示作品についての詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
次回もまたアートに関する情報をお届けしたいと思いますので、ご覧いただけると嬉しいです!