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私の夢が叶った日、惣誉(そうほまれ)オリジナルブレンド日本酒
IMADEYA SUMIDA店長を務めている私、角谷くるみは社内外で日本酒「惣誉(そうほまれ)」の熱烈なファンとして知られています。
私が惣誉にハマったきっかけは数年前、まだお酒業界に入る前のこと。惣誉酒造の蔵人の方が都内のデパートで試飲販売をされていて、試飲用のカップで飲んでも美味しいことに衝撃を受けたのを覚えています。
あまりの感動に、このお酒はどこでどんなふうに造られているのかとても気になって、あれこれと質問させていただきました。暑苦しいくらいの質問に快く対応してくれた蔵人さんには、申し訳ない気持ちと感謝で一杯です(笑)。
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・夢のオリジナルブレンド
それから私の惣誉愛はどんどん深まり、IMADEYA入社後もとにかく沢山のお客様に惣誉をオススメしてきました。そして、私がIMADEYA SUMIDAの店長を任された2022年に夢のような話が舞い込んだのです。
惣誉酒造の特長である「熟成とブレンド」の奥深さに惚れ込んだIMADEYA代表の小倉秀一が、蔵元の河野遵さんに交渉して、オリジナルブレンドの日本酒を造らせてもらう機会をいただき、その企画になんと私も同行させていただけることに!(このお話をいただいてからは、ずっと顔がにやけてしまっていたと思います…笑)
待ちに待った2022年9月、惣誉酒造を訪問し、ブレンドをする日がついにやってきました。
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・悩み抜いたブレンド比率の最終選考
小倉を含め、IMADEYAを代表するメンバー各自が考えた、原酒とブレンド比率を提出。その後、惣誉酒造の蔵元・杜氏にも入っていただき、それぞれのブレンド酒をブラインドテイスティング。良いと思ったものにコメントをしながら最終選考を行いました。
選定基準は、
長期熟成することを想定した味わい。
きれいな酸が表現されていること。
ずっと飲んでいられること。
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・純米大吟醸酒は小倉秀一のブレンドに決定
ブレンド比率:醸造年 /仕込番号 /酵母/ %の順に記載。
「1BY68号(7)」40%、「2BY16号(1401)」40%、「30BY76号(601)」20%。 ※BYはBrewery Yearの略で、日本酒の酒造年度を表します。
ブラインド投票で満場一致で決定。私のメモを見返してみると、30BY(601)は華やかさ、1BY(7)は柔らかさ、2BY(1401)は惣誉っぽい!と書いてあります。それぞれの美点がとてもバランスよく配合されています。小倉はブレンド酒についての経験が多く、悔しながら流石の一言でした。
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・特別純米酒は私のブレンドがベースに!
ブレンド比率:醸造年 /仕込番号 /酵母/ %の順に記載。
「2BY13号(1401)」40%、「2BY10号(7)」35%、「3BY10号(7)」25%。※BYはBrewery Yearの略で、日本酒の酒造年度を表します。
こちらは「どちらかは選ばれたい…!」と思っていた私の願いが通じたのか、私のブレンドをベースに蔵元、杜氏に改良いただいたお酒になりました。私のメモには、2BY(7)熟成感、酸しっかり、2BY(1401)コク、奥に甘み、3BY(7)酸、ジューシーと書いてあります。2BY&3BYと若めで、7号酵母と14号酵母のみを使用しているいつもの惣誉とは違う配合になりました。
飲んでみると、まだほのかに若々しさと荒々しさもありますが、空気に触れさせながら飲んでいくとゆっくりと花開いてきます。自家熟成にも向いていると思います。
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・夢は必ず叶うなんてことはないけれど
オリジナルブレンド企画に携われたことで、私の夢が叶いました。
努力すれば夢は叶う、なんてこと全然ない。でも、努力してこなかったらこの夢は叶わなかったことです。私の熱い執念が、周囲を巻き込み、蔵元の耳にまで届き、今回のチャンスに辿り着きました。
IMADEYAのスタッフだけじゃなく、お酒の世界に興味のある皆さんに心から伝えたい。お酒っておもしろい。