錦糸町 IMADEYA SUMIDA から革命を!自家樽熟成ハイボールの魅力を発信。
焼酎をはじめとする国産蒸溜酒の新たな可能性として、IMADEYAは以前から樽熟成の魅力に注目。2019年にオープンした錦糸町PARCO内のIMADEYA SUMIDAにて、当初より店内で自家樽熟成した国産蒸溜酒(焼酎、クラフトジン、ウィスキー)の魅力を発信しています。今回はその自家樽熟成誕生のストーリーを紹介いたします。
■樽熟成焼酎との出会い
IMADEYAがパートナーである焼酎蔵を尋ねると、樽の中で寝かせられ、いい色味になった樽熟成焼酎と出会うことがあります。
その琥珀色の液体は艶っぽく、麗しい香りを纏って誘惑されているかのよう。一口飲めば、今この世で販売されているどの焼酎とも違う、唯一無二の味わいが感じられます。
これぞまさに、樽熟成の神秘。熟成年数や寝かせる樽の種類でいかようにも表情を変える可能性を感じます。なんといってもシンプルに美味しい…。
酒屋としてお客様にもその魅力を知ってほしいと考えました。
そんな歯がゆい現状を知り悶々としていた中、スコットランドの蒸溜所を訪問したことで、私達の自家樽熟成への想いは確固たるものとなりました。
■世界のマーケットで活躍するシングルモルト生産者から受けた感銘
2018年頃にIMADEYAは世界が認めるシングルモルトウィスキーの生産者を訪問。樽熟成の年数・樽の材質違いからもたらされるフレーバーの可能性を模索し続け、常にマーケットに付加価値を訴求している姿勢に刺激を受けました。
一方、日本国内では先述の通り焼酎の「色合いの濃さの制限」の壁があります。焼酎蔵はシェリー樽・ミズナラ樽・バーボン樽など、様々な材質での樽熟成も試みているが、色が付きすぎて出荷できない。
苦肉の策として、「樽熟成させていない原酒とブレンドして色の濃さを調整」、または「微量の食品添加物を入れてリキュールとして出荷」という対応をとらなければいけないのです。
■止められない想い、そして活路は開かれた
どうしたら本来の樽熟成の姿のまま表現できるか、焼酎蔵でその唯一無二の味わいを体験してしまえば、もう想いは止められませんでした。
必死の想いで税務署に問い合わせ、確認を重ねると、飲食店としてお酒を保管する容器を樽にし、そこでお酒に色味が付いても、店内で味わってもらう分には良いとのこと…!道が開かれました。
そうして始まったのが、『IMADEYA SUMIDA 自家樽熟成』なのです。焼酎から始まり、国産のクラフトジンやウィスキーも試験的に店内で自家樽熟成させ、幅広い層にその魅力を感じてもらえるようにハイボールを中心とした飲み方で提供しています。
IMADEYA SUMIDAで提供している「樽熟成焼酎ハイボール」は、樽熟成によって焼酎原料(芋・麦など)の味わいにバニラのようなリッチな風味が加わり、ウィスキーハイボールと似て非なる個性を持つ次世代ハイボールとなると考えています。
自家樽熟成の代表アイテム紹介
鹿児島 西酒造 / 天使の誘惑-芋焼酎-。元々樽熟成されて出荷された焼酎を店内でさらに樽熟成。甘美なバニラ香が心地よく広がり、ハイボールで飲んでいただくのがオススメです。
宮崎県 柳田酒造 / 青鹿毛(あおかげ) 原酒-麦焼酎-。樽熟成することで麦チョコレートのような甘く芳ばしい香りが高まり、食欲を刺激します。個性的な味わいにリピーター続出。
■2023年3月中旬 自家樽熟成リニューアル
錦糸町PARCO共々IMADEYA SUMIDAが4周年を迎える2023年3月中旬には、自家樽熟成にさらに4つの銘柄を追加し、リニューアルを予定してます。
樽熟成から生まれる奥深く複雑なフレーバー、そこに日本人の繊細なブレンド技術が合わさることで生まれる「樽熟成焼酎」を制限なく商品化していくことができれば…。世界のマーケットで十分に戦える味わいに仕上がることは「間違いなし」と私達は確信しています。
そのための1歩として、IMADEYA SUMIDAから革命を!ぜひこの機会に唯一無二の味わいを体験してください。
※一部の自家樽熟成は、IMADEYA千葉エキナカ、いまでや 清澄白河でもお楽しみいただけます。