胃腸に優しいワイン(ナチュラルワイン)1月ぷらっと試飲会Vol.9
皆さん、新年明けましておめでとうございます!
年末年始は楽しくお過ごしでしょうか。
ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎ・・それでもまだ飲みたい(飲める気がする)・・!
そんな貴方に朗報です。
ナチュラルの意味は人それぞれ。
今回お届けするのは、日本の品種に特化したワイナリーで造られる、農薬を極力使わない甲州で醸したSO2不使用のワインと、野生酵母の発酵で、補糖なし、10.5%の飲みやすいスタイルのワインです。
飲食で疲れた1月には特におすすめだと思います。
新しい年の始まりに、ブドウ本来のもつ個性や味わいを是非お楽しみください。
では、早速試飲していきましょう~!
●98wines 霜 白 2023
●勝沼醸造 アルガーノ モンテ
まずは98winesから
グローバルH
香りが・・りんご!
ブランドM
青りんご。
商品K
もう素晴らしいね。
M
SB(ソーヴィニヨン・ブラン)みたい。
H
え!SBじゃないの?
甲州100%?!
K
もはやチャコリ!
M
あー、チャコリわかるかも笑。
チャコリと甲州もやや似ているところありますもんね。
しかし皆の動揺が凄い・・
人の気持ちを動かすワイン笑。
H
そしてこれ、え、えーー、低アルだ・・すごい。
低アルで香りも豊かで味わいの抑揚がきちんとあって、凄い満足感がある。
残念さが全然無い。
M
度数11%だね!確かに、そう思えない満足感がありますな。
K
ハーブ、有核果実の種のまわり、香りに複雑さが凄い、ブーケだよね。
造りての平山さんは23年は最高のヴィンテージって言ってたよ山梨全般が。
M
確かに23年は果実が出た年でしたね。
だけどしっかり酸も伴っていて、仕上がりに平山さんらしさがある。
酸と旨味がこれだけあって、低アルコールは本当にす・・・
皆
凄い!!
K
白身魚のお刺身とか合いそう。
K
いいね!
飯寿司(米麹に漬けて乳酸発酵)とか押し寿司(酢でつけた魚と米を押して一晩寝かせる)、
乳酸発酵しているものと合うと思うよ。
このワイン亜流酸一切使用してないから生臭さ一切出ないんだよね。
温度もこれ万能じゃない、かなり幅広く行けると思う!
酸の輪郭あるから温度上げてもダレなさそうだし。
果実もあるからキンキンに冷やしてもすっぽ抜けない味わいがあると思うよ。
M
ほんとだ、温度上がってきても良い感じ。
艶っぽくなったなあ~・・。
K
グラスは白ワイングラスかステム無しの薄はりとか良さそうだね。
お次は勝沼醸造のワイン
M
わー色が鮮明で綺麗ですね。
H
鮮やかなルビー色。
M
香りはベーリーAらしいキャンディー香だけど、透明感を感じるのは酸があるからかな?
H
爽やかで深みもある香り。
M
あー沁み沁み・・、なんかお出汁の上澄み飲んでいるみたい・・。
K
いいね!
味わいにも酸がキチンとあって、ベーリーAの品種個性がキチンとでながら上品に纏まっていて流石。
H
香り甘いけどドライでいいですね。
そしてこれもアルコール度数10%の低アル!
M
もしかするとワインで低アルってあんまりいいイメージないかもしれないですよね。
ボディーが無いとか、味わいが薄い、何か足りいていない印象等?
だけどバランスだと思っていて。
K
そうね。そこはバランスが崩れているからであって、低アルだから果実が未熟っていうわけではく。
補糖をしてアルコール度数を上げても、味わいがのびたような印象になることもあるよね。
H
鍋が食べたくなってきました。このワインと。
M
いいね。澄んだ鶏の脂が浮いたお醤油ベースの出汁効いた鍋のイメージ!
K
今回2本とも低アルできちんと味わいが乗っている。
日本ワインの特徴のひとつとも言えるかもしれないね。
香りにスパイスあるから、季節柄七草粥とかもいいんじゃない?
M
七草粥とワイン!
当に今月テーマの「胃腸に優しいワイン」としては優勝では・・。
H
サンマと生姜も良さそう!
M
絶対いいね。生姜ポイント。
そしてこのワインはお部屋の温度20℃くらい。
液体温度は15-18℃で、冷やしすぎず飲んでほしいですね。
K
この2本、家で飲むのに最高じゃない?
特に甲州は何にでも合うし幅広いのに飲み飽きないから。
H
グラスは通常の赤グラス(膨らみすぎてないもの)が良さそうかな。