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『事実』と『真実』

みなさん、選手や部下などに対してフィードバックを行う際、伝えていることは『事実』ですか?『真実』ですか?

人の頭の中にあるものは『事実』ではなく『真実』であることが多い。

また『事実』は面白みがなく、人々は『真実』を語りたがる。

『事実』と『真実』
この違いわかりますか?

『事実』は事柄
『真実』は解釈

と言われています。

だから『事実』は一つでも、『真実』は人の数だけ存在する。

例えば下の図で説明すると
Aさんからみると『6』だけどBさんからみると『9』
事実は曲線が一本引かれて形成されたものが描かれているが、真実はAさんとBさんによって『6』なのか『9』なのか違うということ。

よく、人から聞いた話や目の前で起こった『真実』をあたかもそれが『事実』だと思い込んでしまい人に話したり、それについてフィードバックしてしまうことがある。

ただ、ここまで何回か書いているように『真実』は人の数だけある

だから、ある『事実』でも『コーチにとっての真実』と『選手にとっての真実』は違うので、それによるすれ違いが生じて効果的なフィードバックにならなかったり、お互いがストレスを感じてしまう状況が生まれる。

もちろん「コーチの見解」を伝えることが必要な場合はある。

でも、フィードバックを行う際に大切なことはまず『事実』を伝えること。

『事実』を伝えた上で、その事実に対するお互いの『真実』を述べて成長を認識したり、次へのアクションプランを策定したりするというステップを踏むことがとても重要。

では、『事実』を伝えるときに重要なことは何か。

スポーツの現場においては『映像』や『データ』など感情が入らないものを活用することがポイント。
それらを活用し
どんな状況のどんな行動がどんな影響(成果・結果)をもたらしたのか
を明確に用意しておくこと。
(なるべくいろんな角度から情報を集めることも大切)

自分の目に映ったものは全て『事実』ではなく『真実』として頭に刻まれてしまう。
だから『事実』を知るためには上記のようなものを活用しなければいけない。

『事実』を伝えた上で『真実』を語る

この使い分けができるかどうか。

『事実』と『真実』
自分が伝えようとしていることはどちらなのか。

コーチとして選手と接するとき、コーチ育成者としてコーチと接するときに気をつけるべきポイント。

みなさんはこの違いを理解してフィードバックしていますか??


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Keita Imada
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