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写真は機材じゃないというプロカメラマンの技術マウントについてアマチュアで高い機材を買った人が思うこと

最近いくつかプロカメラマン、写真家の人の写真は機材じゃないという動画やSNS上の発言があって、それに対して絶賛レンズ沼に使っているアマチュアカメラマンとして思うこと書いてみたいと思います。

個人的に思う大きな写真家の人が見落としている点は以下の2つだと思います。
・初心者は自分が撮りたい写真を正確に把握してない
・初心者はどの機材でどんな絵が取れるかなんて当然知らない

撮りたい写真の把握、これってそんな簡単なことではないと思うんですよね。自分は嵐田大志さんの「カメラじゃなく、写真の話をしよう」を読んで、どうやったらこれを知ることが出来るんだろうと考え始めました。

基本的にはとにかくインプットして、自分の中から出てくるものを整理していくしかありません。女性の方だったり、元からデザイナーとして美術的なインプットを欠かさず行ってきた人ならここはけっこう低いハードルかもしれません。しかしながら、元々技術職で理系人間だった自分からするとかなりハードルが高いものです。

理系でいろいろ考えて物事を決める方ではありますが、そこまで地頭がよくないみたいで基本的に体験ベースでその体験がなんだったのかを整理して優先順位を決めていきます。ちなみに体験ベースでその体験がなんだったのかを整理することに関しては、ある意味それが仕事なのでプロです。

自分はα7IIIとBatis40mmを買ってからかなり写真にハマりました。いきなり買う機材としては相当高い機材ですが、機材選択としてはほぼほぼベストだったと今でも思います。
その後α7cを買うことにしました。その当時はたくさん持ち出せて、たくさん撮れることが自分の撮影体験をよくすると思っていました。しかしながら、実際のところは絵はα7iiiから特によくなっているわけではなく、当時ぐらいからMFフォーカスのレンズにハマり始めていたので、手軽に持ち出したいのにピント面が全然気持ちよく合わせられずに、相当ストレスが溜まっており、結果として自分はα7IIIとα7cを売って、α7SIIIにリプレイスことにしました。

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動画を全然撮らない自分が何故α7SIIIにするのか?そこについて長年カメラをやってきた人からしたら相当ツッコミが入ってもおかしくない感じだったと思います。そして、なんで買ったのか?はたかさわけーすけさんの動画を見てどうしても欲しくなって買いました。完全に他人の意見に影響されてめちゃくちゃ高い買い物を飛びついて買いました。

でも、個人的にはめちゃくちゃ正解でした。

バカみたいに解像度の高いEVFが自分の写真欲をバカ上げしてくれました。

持ち出せる持ち出せないよりも、高いお金を出した買った機材の結果が、とにかく早く高い精度で自分にフィードバックとして帰ってくることの方が、よほどカメラを持ち出す意欲を上げてくれたのです。
カメラが少々重いとか、デカイとか気にならなくなりました。

ここで高い機材を買うということに目が眩んでしまった自分が次に買ったものはなんでしょうか?

ドドン!FE 50mm F1.2 G Masterです!!

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今までGMasterレンズに関して重いなぁ、そこまでお金ないなぁという理由で買っていなかったんですが、これまた清水の舞台を飛び降りるつもりで買ってしまいました。

超人気商品で今でも品薄が続いていますが、5月ぐらいに予約をしてその時点で9月入荷と言われていたのでキャンセルがあったのか6月入荷が入って予算面で相当焦りました・・・
しかし初日に適当に銀座の街路樹の紫陽花を接写した絵がこれで目を疑いました。

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えっ!?CGじゃん!?
しかも、自然光の普通の紫陽花だよ!?ハァ!?

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このキバナコスモスとかも、オレンジ色の発色の良さと和菓子の落雁のようなキメ細かさが意味がわかりません。

というわけで見事機材沼にハマってしまったわけですが、ここで上がった撮影欲も長くは続きませんでした。

めちゃくちゃにいい絵が撮れるGMasterレンズもその良さが活かせる絵とそうじゃない絵がある、そういうことに気づきます。

それをわかりやすく教えてくれたのはTAMRONの便利ズーム28-200mm F2.8-5.6でした。

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<<TAMRONの28-200mmの50mmと50mm GMasterの作例比較>>

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便利ズームできれいなポートレートは撮れる!

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便利ズームだからこそ、家族でお花見に向かう途中でも気軽にスナップできれいな風景が撮れる!

ここまでを経験して改めて思うことですが、どの機材でどこまでの絵が撮れるのか?今回の場合は特にレンズに関して自分が経験したことから言えることとしては、高い機材も安い機材も両方ともそれなりに使い込んで行ったり来たりしないと、機材の使い勝手、最終的な撮れるものがどういうときにどれぐらい違うのか?簡単には把握することはできないということです。
自分には到底一日、二日、その機材を触ってみて理解できるとは思えません。両方の機材を手元において、いろんな環境で使ってみないと使い勝手の比較を経験することなどできないと思うのです。

まぁ完全に個人の感想です。

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