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ゴミのようなって、どんなゴミ?

「なんだか、自分がゴミのような気持ちなんです」
と言われて。ぼんやり「それは燃やせるゴミ?生ゴミかな、それとも資源ごみ?」と思うが、それをそのまま言わずにそっと胸の内にしまい込む。ゴミのような気持ちだとつぶやく人は、自分が今どんな種類のゴミに近づいているか知ることを求めてはいない。自分が使い捨てられたような、塵のようなちいさな存在であるような、そんな気持ちになっているのだ。
「私は不要なものや意味のないもののほうが好き」
口に出しそうになるが、それもやっぱり我慢する。肯定ではなく共感をしていたいのに……。

今まさに燃やされようとしているゴミであっても、リサイクルされる未来があるのなら、彼(ゴミ)も前向きな気持ちになっているかもしれない。
ゴミの気持ちもいろいろ。チリアクタに思い馳せているうちに夜が更けていきます。

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