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悦に入る


悦に入る

どーも。まるのすけです。
皆さんは、仕事をしていて、書き物をしていて、悦に入る瞬間はありませんか?

悦に入る(えつにいる)
物事がうまくいって、うれしい状態になる。自己満足。

コトバンク

今日は、仕事をしていて悦に入る瞬間についてダラダラ書こうと思います。


ノマドってありましたよね?

昔、スターバックなどおしゃれなカフェで、MacBookなんか広げて仕事をするのが流行った時期がありました。
コロナ禍よりずっと前で、リモートワークなども無かった時代です。

コーヒーなんか飲んじゃって、iPodで音楽なんか聞いちゃって。
「私はどこでも仕事できますのよ、ホホホ」と言わんばかりでした。
彼らは「ノマドワーカー」と呼ばれ、もてはやされていました。

当時の私はとりわけ良い感情も悪い感情もなく、興味が無かったことだけは覚えています。


書斎で書けよ

みなさんはどんな風に書き物をしていますか?

私は、Wi-Fiと電源のある喫茶店で仕事しています。
書斎があるにも関わらず…。

自宅の書斎は大好きな物に囲まれています。
素敵な間接照明、プリンターやスキャナもありますし、高速のWi-Fi環境もあります。スタンディングデスクも昇降式なので、立ったり座ったりして作業できます。

ちょっと前に撮った書斎の写真

手の届くところには、資料もたくさん。
大好きなバック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンも鎮座しています。

自分の作品や好きなプロダクトに囲まれて


「これが気が散って仕方ない!」


作業する、モノを作るには最適なんですが、企画を考えたり書き物をするのに向いていないのです。
「ハッ」と気づくと資料を読み込んでいたり、デロリアンを撫でたりしてしまうのです。

考え事をするときは

「刺激が少なく」
「考え事以外何もできない」


ことが、実はとても大切なのだと思い知りました。
適度に不愉快で、座れるところ。
そう喫茶店です。

かくして私は、快適な書斎を捨て。
放浪のノマドワーカーとなったのでした。


憧れの人の真似かも

こんな生活を送っているのには3人の憧れの人の影響があるのかもしれません。

◾️1人目はさくらももこ先生です。
さくら先生は、「好きな作家は?」の質問でイの一番に答える方ですが、彼女のエッセイでは度々、原稿のための缶詰という表現が出てきます。
処女作エッセイである「もものかんづめ」もこれが由来だったと思います。

ホテルで原稿を書く様子は、「ああ、作家ってかっこいいなー。」と当時の私は感心しきりでした。東京に住んでいながら、都内のホテルに泊まるというのが全然理解できなかったからです。
編集者に急かされるのも手塚治虫先生みたいで憧れたモノです。

これに影響されて、都内のサウナ施設やスーパー銭湯の作業スペースで書き物をするときに、比較的手軽に「悦に入る」ことができます
作家だぞという錯覚で。(錯覚です)

◾️ 2人目は伊集院光さんです。
伊集院さんの深夜ラジオ「深夜の馬鹿力」を若い頃から聞いているのですが、度々原稿を書くために謎の逃避行へ出かけるそうなのです。
伊集院さん曰く「鉄道の中では逃げ出すことができないので、原稿が進む」とのこと。
例えば、東京駅から寝台特急で出雲まで12時間。出雲に用が無いのに出かけてみたり、「なるべく長く新幹線に乗って原稿を書きたい」と理由から、「こだま」で大阪まで行ったりとしているようでした。

これは現在、私の大好きな「羽田空港のラウンジに閉じ込められて執筆」に通じています。先日は早朝一番に乗り込んで、那覇行きの便が出発するまでおよそ9時間以上、休まず書き続けることができました。
空港の保安検査場の向こう側ほど逃げ出せない場所もありません。
ラウンジ内では飲み物は無尽蔵にありますし、持ち込みの食べ物は口にできないので減量にも一役買うのかなと。
さくら先生の缶詰とも複合技ですね。

飛行機の中では、体を小さく折りたたんで隣の方に迷惑がかからない程度にiPadでラフなど書いて過ごします。

現地に到着して、仕事が進みに進んでいることをクライアントや仲間に告げ、知らない飲み屋街に繰り出す時の「悦に入り」様ったらありません!

まるで自分が人気作家にでもなったような気分で、思う存分現地を楽しむことができます。(錯覚です)


◾️ 3人目はさだまさしさんです。
さだまさしさんの曲で「シラミ騒動」という楽曲があります。
公式アカウントでYouTubeにアップロードされていますので、お聴きになってみると良いかと思います。

曲に入る前のトークで。
真夜中にさださんが曲を書いていて、もう全然曲が書けない!どうしよう!と悩んで悩んで、曲を書く息抜きをしたい!と思い立ち。
「そうだ息抜きに曲を書こう」という部分が好きなのです。

最初に聞いた子供の頃は、ただの面白い話でしたが、今は全く違う気持ちで聞いています。
このnoteを始めたキッカケが、まさにこれなのです。

最近は動画編集や撮影の仕事が少なくなった反面、企画やロゴデザインなど
脳内で思考を巡らす仕事が増えてきました。

これがとても楽しいのですが、何せ手を動かしていないので、側から見ればただの休憩している男です。
散歩をしたり、サウナに入ったり、闇雲に他県に行ってみたりと動けば動くほど遊んでいるのと見分けがつきません

ありがたいことにアイディアはドンドン出てくるんですが、息抜きが上手くできません。趣味がないのです。
スポーツをしたり、釣りをしたり、庭いじりでも良いです。
その様な趣味があれば良いのですが、興味がなくて。

好きなことを仕事にした宿命か、休んでいる時も何をしても「これは仕事に活かせるな!」と思ってトキメイてしまうのです。

そんな中、このnoteでエッセイを書き散らすことで、

正に、さだまさしさんの
”曲を作る息抜きに曲を作る”が実現できたのです。(錯覚です)

これは極端に「悦に入れ」ますね。
何せさだまさし気分ですから。

思いついたことをiPhoneのnoteアプリで下書きに書き留めて、喫茶店でゆっくりまとめる。
それがひと段落つくと「さ!仕事に戻るか!」と再び企画書を書き始めるのです。

これが私の主な「悦に入る」ポイントです。
最高の娯楽に出会えました。


仲間内の愉悦

友人のKAOKAOにもこの話をしてみました。
KAOKAOは私と一緒にWEBの仕事をしてくれているのですが、noteも書いています。

このnoteの執筆は、朝にジムに行ってエアロバイクを漕ぎながら書いているというのです!
これは恐れ入りました。私に勝るとも劣らない悦の入りよう。
まるでニューヨーカーです。

ジムで自転車漕ぎながら執筆するKAOKAO

これはポイント高いですね。

  1. 身体を動かして健康になる

  2. パソコンに向かって原稿が書く

  3. 隙間時間を有効活用する

複数のことを同時にしています。


好きなだけ愉悦すればいい

悦に入るというのは最初で触れた通り、

物事がうまくいって、うれしい状態になる。自己満足。

ということです。

自己満足でありますが、嬉しい状態になっていることには変わりありません。
なので、皆さまにも充分に悦に入って頂いて楽しい創作生活を送っていただければと思います。
自己満足でいい、錯覚でいい。楽しく書く。
それが私がnoteを書くスタンスです。

さあ、次はどんな場所で悦に入ろうか。
今から楽しみです。


記事:まるのすけ

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