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【ま】▷マジメさん返上「いろはにほへと」とヘンテコ凛な私

人生後半の日々を心地よく過ごすためのちょっとしたコツを「いろは」の47文字の中に拾ってみました。


私は決してマジメではない。
何かをやる時に目的に向かって集中して一生懸命になるところは、ちょっとあるが、それは、好きなことに対してだったり、ゴールがハッキリと見えていて、ちょっと頑張れば手が届くかも、って思える時に限る。

努力って言葉は、あんまり好きじゃないし、すっ飛ばせることはピョンピョン飛ばして行きたいと思っている。もちろん楽チンなことはウエルカムだ。

私と対照的な真面目な人が、すぐそばにいる。
たびたび登場する夫ヨッシーさんだ。
彼の手帳というかノートを覗き見ると、几帳面な文字で隙間なく埋め尽くされている。
ちょっとしたメモさえ定規をあてたように文字が真っ直ぐ並んでいる。

予定を立てて一緒に出かけた場合など、思いつきで「アッ、ちょっとあそこ寄って」なんてお願いすると、即却下される。

電化製品などを購入した場合、まず段ボール箱は必ず取っておく。
説明書を初めから順に一行も飛ばさず全部読み終えてからでないと使い始めない。

買い物に行った時、私なら目的物に直進し獲物をゲットしたなら、真っ直ぐレジに向かう。
だけどヨッシーさんの場合、全ての通路を順序正しく一通り回るのだ。

一緒に行動していると、ソレ時間の無駄じゃない?とかイライラしてしまうこともあるが、人それぞれ。
彼にとってはソレが最善策なんだから私がアレコレ文句を言うべきじゃない。

私がユルユルなホワホワな考えが好きなように、彼にとったら几帳面な考え方や行動が落ち着くのだから、それは尊重せねばならない。

人生百年時代。
半分以上はとっくに過ぎた今、こうも対照的なマジメな人と、残りの人生をともに歩み続けるのは、けっこうしんどい。
そうだ。別々な道を歩めばいいんだ!

定年後も仲良く旅行したり、一緒に料理したりなんて方も、友人知人にはいたりする。
でも、そんなにラッキーな出会いができた方々は少ないんじゃないだろうか。
世に夫源病?なる言葉が生まれてしまったほどなんだから。

真面目な人にマジメを返上してというお願いは不可能だ。そこで空想大好きな私は考えた。
対照的な二人が一緒に仲良く暮らす方法を。

夫婦だと思うから腹が立つんだ。
ヨッシーさんは夫ではなく同居人。それも、最近知り合って一緒に住み始めたばかり。
料理は苦手らしいので、私が担当している。
掃除はキレイ好きだからお願いすることにした。
早起きなので、朝早く庭や畑の水やり、スズの朝散歩はお任せしている。
最近、二人と一匹の生活にもちょっと慣れてきたところだ。

脳の中は、果てしなく、自由だ!




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