#12.STALAG 17 (1953)【偏愛的映画のすゝめ】
初めてバドワイザーを飲み、その味の軽やかさにどハマりしてしまった今日この頃。
第12回はいかつい邦題ながらもしっかりとビリー・ワイルダー節が効いている作品、『第十七捕虜収容所』です。
1953年、アメリカ、119分。
第二次世界大戦中、ドイツ軍の捕虜となったアメリカ兵は悪名高き第17捕虜収容所から脱出できるのか!?鬼才ビリー・ワイルダーが、得意の話術を駆使し、圧倒的な面白さで見せる“収容所映画”の金字塔。第二次世界大戦中、悪名高い第十七捕虜収容所に送られたアメリカ兵が脱走を図る様子を描く。
この作品を端的に表現すると、、、
圧倒的な面白さをもつ脱走系映画
所謂"収容所映画"で異色の存在ともいえる本作品。題名こそいかついですが、ビリー・ワイルダー監督らしさが存分に発揮され、シリアスでありながらもコメディ要素の強い作品に仕上がっています。仲間内で渦巻く疑心暗鬼、ドイツ軍との駆け引き、捕虜たちの馬鹿げたドタバタ騒ぎ、理不尽な戦争という現実、様々な要素が丁度良く絡み合っていてとても見応えがあります。
僕はこの作品を見て、「やっぱり映画って面白いな〜🧐」と思いました。そのくらい良質な作品です。あと、本作でアカデミー賞主演男優賞を獲得したウィリアム・ホールデンが粋でカッコいい!