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ジャズを聴くと胸が苦しくなるのはあの街に焦がれているから。

神戸が好きだ。

僕にとっていちばん好きな土地、それが神戸。

もう何年も前からその想いは変わらない。


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幼少期に両親はよく関西へ旅行に連れて行ってくれた。

大阪を中心として神戸、京都、奈良にも足を伸ばしていた。

その頃は、自分の今がどの県にいるかなんて気にせずに感じるまま楽しんでいた。

そして歳を重ねて、僕が初めて神戸を認識したのは神戸オリエンタルホテルに宿泊したとき。

小学校高学年か中学生のときだっただろうか。

幼いながらも旧居留地の雰囲気にとても惹かれた。
洗練されているけれど、不思議と居心地がよく温かみのある空気がとても印象的だった。


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そして高校卒業以来、僕は1年に1回以上は神戸に行っている。

観光地へ行くこともあるが、ゲストハウスを拠点にしてブラブラと街歩きを楽しむことが目的だ。

神戸は、都市部の豊かさと人々の暮らしが息づいた素晴らしい街だと思う。

都市として一定水準以上の豊かさがあるし、神戸ならではの品のあるオリジナルな文化も確かにある。

東京のように、最前線で次々と文化が創出され消費されていく豊かさとはまた異なる都市的豊かさがとても好きなのです。

そして何よりアクセスが良い。
(僕は圧倒的に西日本推しです。)

大阪、京都も近いし、瀬戸内エリアも近い。
少し足を伸ばせば福岡も行ける。

とにかく神戸が好きだし、僕にとって神戸市民というステータスは生来の特権階級なんです。


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話を少し巻き戻し。

宿泊したオリエンタルホテルで流れていたのがジャズだったのかもしれない。

それ以来僕の中で、「ジャズ=神戸」という等式ができた。

実際、神戸とジャズには深い関係があるらしい。

どうりで神戸で聴くジャズがすんなりと身体に染み込んでくるわけだ。(ジャズには大して詳しくないです。)

他の都市で聴くジャズも確かに素敵なことに変わりはないが、お洒落止まりな感じがする。(もう1度言います。僕はジャズ素人です。ごめんなさい🙏)


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僕は神戸と対照的な土地に生まれ、残念ながら今も生まれた土地で暮らしております。

だからジャズを聴くと胸が締め付けられる。
今の自分と理想の自分との間にある標高差に打ちひしがれて。

スタバなんかで流れている、"ジャズ"アルバム程度では胸が締め付けられることもなく聞き流せる。

けれども本格的なジャズ、独特なグルーヴや音同士の化学反応を感じられるジャズを聴くと、胸が少し苦しくなってくる。

なんか、映画『セッション』みたいですね笑

But that's just what the world wants now. People wonder why jazz is dying. I'll tell you, man - and every Starbucks "jazz" album just proves my point, really - there are no two words in the English language more harmful than "good job".

全然違うか😅


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記事の着地点が分からなくなってしまったけれど、つまり僕は神戸が好きだということ。

いつか神戸でジャズの生演奏を聴かなきゃな〜🎷

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