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兄弟がいないならペットだけでも欲しかった。
僕は一人っ子だ。
一人っ子だからこそのメリットもそれなりに享受してきたつもりだが、やはり血を分けた兄弟が欲しい。
なぜなら拠り所が無くて寂しいから。
僕が生まれたとき、両親はもう結構な歳だった。
だから今、母は60歳を目前に控え、父は定年退職を迎えている。
親の老後がもうすぐそこまで迫ってきている。
僕はまだ大学生活の中間地点にいるというのに。
正直言って、何か起こったときにどうするかなんて何も決めてない。というか、その覚悟ができていない。
だからこんなときに精神的負担を分かち合う兄弟が欲しい。
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祖父が倒れたとき、母は叔母(母の妹)とあれこれ相談して一連の流れをなんとか乗り越えていた。
祖母が倒れたとき、母はほとんど一人で介護や諸々の作業をしていた。なぜならその前年に叔母が急逝してしまったから。母は精神的にも体力的にも疲弊しながらも、しっかりと祖母を見送った。
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そんな姿を見ているからこそ、一人で親の老後を迎えるのが不安なのだ。
兄弟というものは、幼少期や思春期のころこそ疎ましい存在かもしれない。しかし、互いに成人して社会に出るようになれば、腹を割って話ができるよき協力者となり得ると思う。(実際どうなのでしょうか。違ったらごめんなさい。)
僕の周りの人の9割近くは、兄弟もしくは姉妹をもっている。彼らの口から兄弟の話を聞いたり、インスタで兄弟と食事をするストーリーを見たりすると羨ましく思ってしまう。
無いものねだり。隣の芝生は青い。
世の中そんなもの。
だけど一人っ子は、死ぬまでずっと一人で生き続けなければいけない。そう考えると少し怖くなる。
✳︎
あぁ、こんなときに孤独を癒す犬なり猫なりがいてくれれば良いのに。
僕の実家はマンションで、恐らくペットの飼育が禁止されている。今一人暮らししている部屋も多分ペットはNG。だから僕は生まれてこのかた、哺乳類をペットとして飼った経験が無い。
それが当たり前だった。本格的にSNSを始めるようになってから、予想以上にペットのいる家庭が多いことに気づいた。彼らが帰省のたびにストーリーに載せるペットの写真や動画は、結構僕の心に刺さってくる。
僕の知らない幸せがそこには溢れている。
これ以上書き進めるとSNSとの付き合い方に話が及びそうだから、そろそろ終わろうと思う。
✳︎
少なくとも僕が兄弟を得ることはもうできない。
その幸せは次代で叶えることにしよう。
自分の子に兄弟やペット、そして何よりも都市環境を提供することが僕の夢の一つ。
飼うなら猫がいいな、、💭
将来、逢うべき人と結ばれたらの話だけれど。