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arbol
#18.Ruby Sparks (2012)【偏愛的映画のすゝめ】
バイト中の疲労感がすさまじい今日この頃。
第18回は異色の恋愛映画、『ルビー・スパークス』です。
2012年、アメリカ、104分。
小説に描いた女の子が、突然恋人として現れた!?『リトル・ミス・サンシャイン』の監督×『(500)日のサマー』のスタジオが贈る、キュートで新しい、ミラクル・ラブストーリー!
この作品を端的に表現すると、、、
愛と狂気に満ちたファンタジー
「可愛い映画を教えてくれ。」と訊かれたなら僕はこの作品をおすすめします。自作小説のヒロインが目の前に現れるという設定が唯一無二ですよね。前半は、カップルの魅力がこれでもかというほど詰め込まれていて、キラキラ度MAXです。さらに、2人のデートシーンはとてもお洒落なんです。夏の墓場でゾンビ映画を観たり、自宅で観てる映画が『サブリナ』だったりと最高にイカしてます。
ですが、ただ可愛いだけで終わらないのがこの作品のおすすめポイント。カップル2人がすれ違っていくのは恋愛映画あるあるですが、本作はその上をいっているのではないでしょうか。主人公が内側から崩れていく描写が見事なんです。終盤の怒涛のタイピングシーンには圧倒されました。
主演のポール・ダノとヒロインのゾーイ・カザンは実生活でもパートナーで、そこも素敵なポイントです。